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インプラント手術後に気をつけること

インプラントの手術では、顎の骨を削り、そこにインプラント体を埋め込みます。

手術のあとには、どのようなことに気をつけて過ごしたらよいか、ご紹介していきます。

 

【手術直後】

インプラントの手術では、一般的に静脈内鎮静法とよばれる麻酔と、局部麻酔の2種類を併用します。術中や手術直後はまだ麻酔がきいているためお痛みを感じることはほとんどありません。しかし口元の感覚がないぶん、食事をすることで唇や頬の粘膜を噛んでしまったり、熱いものでやけどをしてしまう可能性もあります。麻酔がきれるまでは、可能な範囲でお食事は控えていただいたほうがよいでしょう。

 

また、麻酔がきれてからはお痛みが強くなることもあります。手術後は抗生剤と痛み止めが処方されますので、痛み止めはお痛みがあるときに、抗生剤は処方された日数分飲みきるようにしましょう。

 

【~1週間後】

手術当日、麻酔がきれてからのお食事は歯や顎に負担がかからないよう、柔らかいものを選びましょう。また、一口量を少しにしたり、手術部位とは反対側で噛むなど、食べ方にも工夫をするとよいでしょう。

 

手術当日~3日程度は、長湯や熱いお風呂は避けましょう。血行がよくなることで、再び出血したりお痛みが強くなる可能性があります。同様に、術後1週間程度は激しい運動も控えてください。

 

また、飲酒や喫煙も術後1週間は厳禁です。アルコールは血液の循環をよくするため出血やお痛みの原因になり、一方喫煙は血液の循環が悪くなり傷の治りも遅くなります。

 

【1週間後~抜糸まで】

手術から1週間ほど経つと、お痛みや腫れも概ねおさまってくるかと思います。ただし、お痛みがなくなったからといって傷口を触ったり歯ブラシで普段通りに磨いてしまうと、傷口が開いてしまったり再出血するおそれもあります。したがって、傷口を刺激することなく、清潔に保つことが大切です。抜糸するまでの期間は、専用のうがい薬が処方されることもあるので、軽くすすぐ程度に活用するとよいでしょう。お口の中全体に汚れや細菌が残っていることは手術部位の治りが遅くなることにもつながるため、手術部位以外は毛の硬さがやわらかい歯ブラシで丁寧に磨いてケアをしましょう。

 

今回は、インプラント手術後の生活で気をつけることについてご紹介しました。術後は安静に過ごし、少しでも気になることがあれば担当医の指示を仰ぎましょう。

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