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フッ素を上手に活用してむし歯予防を!

「ミニマルインターベンション(MI)」の考え方には5つの項目が掲げられており、その中の一つに「患者様への教育」があります。その代表例でもある口腔衛生指導(OHI)は歯科医院において欠かせない役割を果たしており、単に歯を磨く方法を教えるだけでなく、患者様の全身の健康に直結する重要なプロセスです。今回は、むし歯予防に欠かせない「フッ素」の活用方法についてご紹介します。

 

フッ素の活用で大切なこと

むし歯予防に効果的な成分として知られるフッ素は、歯を強くし、むし歯のリスクを減らすために幅広く活用されています。効果的に取り入れるには、使い方がとても重要です。自宅でできるケアと、歯科医院での専門的なケアの両方を取り入れるようにしましょう。

 

自宅でできるフッ素ケア

自宅でフッ素を活用する代表的な方法は、「フッ素配合歯みがき剤」の使用です。市販されている歯みがき粉の多くにはフッ素が含まれており、毎日の歯みがきで継続的にフッ素を取り込むことができます。ポイントは、「歯みがき後にゆすぎすぎない」ことです。口をしっかりゆすぎすぎると、せっかく歯に残ったフッ素も一緒に流れてしまうため、水は少なめで軽く1回すすぐ程度がおすすめです。

 

また、年齢に応じたフッ素濃度の歯みがき粉を使うことも大切です。小さなお子さんには低濃度、大人には高濃度のものを選びましょう。近年では「高濃度フッ素配合(1450ppm)」の歯みがき剤も市販されており、むし歯リスクが高い方には特におすすめです。

 

さらに、フッ素入りのうがい薬(洗口液)も自宅ケアに有効です。歯みがきとは別に夜寝る前などに使用することで、より長時間フッ素を口の中に留めることができます。

 

歯科医院でのフッ素塗布

自宅でのケアに加えて、歯科医院で行うフッ素塗布も非常に効果的です。専門的なフッ素塗布は、自宅の歯みがき粉よりも高濃度のフッ素を直接歯の表面に塗布することで、歯の表面を強化し、むし歯への抵抗力を高めることができます。

 

まとめ

フッ素は、継続して使うことが最も大切です。日頃のセルフケアに加えてプロフェッショナルなケアを組み合わせることで、歯を守る力を最大限に引き出すことができます。

自宅で毎日のケアを続けながら、定期的に歯科医院で専門的なフッ素塗布を受け、むし歯の予防効果を高めましょう。

 

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