アライナー矯正中にむし歯を防ぐために大切なこと
2025/06/06
近年、透明なマウスピースを使った「アライナー矯正」が注目を集めています。見た目の自然さや取り外せる利便性から、多くの方がこの治療法を選ぶようになりました。しかし、アライナー矯正を成功させるためには、歯並びだけでなくむし歯予防にも注意を払う必要があります。今回は、アライナー矯正中にむし歯を防ぐために大切なポイントについてご紹介します。
食後は必ず歯みがきをしてから装着を
アライナー矯正の大きなメリットは、装置を外して食事や歯みがきができることです。ただし、これは裏を返せば「自分でしっかりケアしなければ、むし歯になりやすい」ということでもあります。特に注意したいのが、食後にアライナーをすぐ装着してしまうことです。
食べかすや糖分が残ったままアライナーを装着すると、菌が繁殖しやすい密閉空間ができてしまいます。そのため、外食事も歯ブラシを持ち歩くなどして、食後は必ず歯みがきをしてから装着しましょう。
アライナーも清潔に保つことが大切
歯のケアと同様に、アライナー自体を清潔に保つことも重要です。毎回の装着前後に流水で洗うのは基本ですが、それだけでは落としきれない汚れもあります。専用の洗浄剤を使って一日一回はしっかり洗浄しましょう。熱湯や歯みがき粉での洗浄は、変形や細かい傷の原因になるため絶対に避けてください。
間食のタイミングにも気を配ろう
アライナーは1日20時間以上の装着が必要とされており、頻繁な取り外しは装着時間の不足につながります。特に間食のたびにアライナーを外す習慣は、むし歯リスクを高めるだけでなく、矯正の進行にも影響します。おやつは時間を決め、1日1~2回にとどめるよう意識しましょう。
定期的な歯科受診で安心のケアを
むし歯は初期段階では自覚症状がないことも多く、気づかないうちに進行してしまうこともあります。定期的に歯科医院で検診を受け、歯やアライナーの状態をチェックしてもらいましょう。必要に応じてプロによるクリーニングを受けることで、むし歯や歯周病のリスクを抑えることができます。
まとめ
アライナー矯正は、見た目の自然さや日常生活へのなじみやすさから、多くの患者様に選ばれている治療法です。しかし、むし歯を防ぐためには、日々のセルフケアと歯科医院での定期チェックが欠かせません。正しいケアを続けて美しい歯並びと健康な口腔環境を両立させ、矯正治療中もむし歯予防の意識をしっかり持って取り組みましょう。
当院では治療実績の豊富な矯正専門医が在籍しております。矯正治療に興味がある方は、ぜひ一度当院にご相談ください。カウンセリングのご予約はお電話にて承っております。
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