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インプラント治療の術前検査では何をする?

今回は、インプラント治療を始める前の術前検査についてご紹介します。

インプラント治療は、顎の骨の中にインプラント体(人工歯根)を埋入し、その上から上部構造(人工歯)を被せる手術です。外から見ただけの情報や二次元のレントゲン写真だけでは手術に必要な情報が十分に得られないため、いかに精密に検査を行うかが非常に重要となってきます。

 

インプラントの術前検査では何をする?

インプラント治療を成功に導くためには、入念な検査がなによりも大切です。主に以下のような検査を行います。 

 

・パノラマレントゲン検査

目の下から顎までの広い範囲を映し出すレントゲンです。歯や骨に加え薬剤や金属などの人工物は白く映り、粘膜や筋肉などの軟組織は黒く映ります。一般的な歯科治療にもこの検査は用いられ、インプラント治療において特に重要な顎の骨の状態もおおまかに確認できます。

 

・口腔内検査

インプラント治療をする箇所はもちろんのこと、お口の中全体の検査も行います。全体の噛み合わせや歯ぐきの状態などを確認します。

 

・歯科用CT検査

パノラマレントゲン検査では、2次元的な平面での診断しかできないため、得られる情報量が限られます。そのため、インプラント治療を行う前には歯科用CTでの検査が非常に重要です。歯科用CTでは3次元の立体的な画像を取得できるため、骨の密度や厚み、幅など多くの情報が得られます。CTと聞くと身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、歯科用のCTは座ったままで撮影ができ、撮影にかかる時間も医科用のCTに比べると短く済みます。被ばく量も医科用CTの3分の1程度なのでご安心ください。

 

当院で導入している歯科用CT

当院では世界最高峰の歯科用CTである「Fine Cube E2」を導入しています。歯科用CTそのものも最先端の医療機器であるため導入している歯科医院は国内でも2割ほどにとどまりますが、その中でもより性能の高いCTです。0.1mm単位の精度で3D画像を得られるので、ご自身の骨の状態が手に取るように分かります。

 

まとめ

インプラントの治療を始める前には、入念に検査を行うことが正しい診断、治療の成功に繋がります。当院では患者様のお口の中の状況に合わせた治療方法をご提案いたしますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。

プラーク以外にもある むし歯の原因

今回は、むし歯の原因についてご紹介します。コーヒーや紅茶などの飲み物や煙草のヤニなどが原因となって歯に着色汚れがついていると、表面の微細な凹凸にプラークが溜まりやすくなります。プラークがむし歯や歯周病、口臭のリスクを高めるということを前回のブログでもお話ししましたが、ただプラークがついているだけですぐにむし歯になるわけではありません。むし歯の原因が実はプラーク以外にもあることをご存じでしょうか。

 

むし歯の原因は4つ

むし歯の原因は主に4つあると言われています。

 

・細菌

お口の中には300~700種類もの細菌が棲みついているといわれており、その中にむし歯の原因となる細菌(ミュータンス菌など)も含まれます。この細菌はもちろんプラークの中にも存在します。

 

・糖質

むし歯の原因となる細菌は、食べ物に含まれる糖質(特に砂糖)をエサとして増殖します。そして、酸を産生することで歯の表面を溶かすようになります。

 

・歯質

歯の表面にあるエナメル質は骨よりも硬いといわれているほどの硬度をもった組織です。ただし、むし歯菌の出す酸には弱く、溶け出してしまいます。また、酸へのエナメル質の丈夫さには多少の個人差があります。歯質が強い方は多少の酸に晒されてもすぐにはエナメル質が溶け出しませんが、そうでない方や生えたばかりの永久歯、乳歯などは歯の表面が酸によって溶けやすくなります。

 

・時間

上記の3つの要素に時間の経過が加わると、むし歯になりやすくなります。食事をしたあとにずっと歯磨きをしないで放置していると、むし歯菌のエサが滞在するためそれだけむし歯のリスクも高くなります。また、飲食のタイミングも関わってきます。時間を決めて飲食する方と、常にお口の中に食べ物・飲み物があるダラダラ食べの方では、お口の中の環境が全く異なります。時間を決めて飲食を行うことで再石灰化(酸によって溶けた歯の質を作ること)を行う時間ができ、歯が健康な状態を保つことができます。

 

ホワイトニングを受ける前にはむし歯のチェックを!

基本的にホワイトニングで使用する薬剤は、健康な歯に対して使用することを前提としています。ホワイトエッセンスの薬剤はしみにくいものではありますが、むし歯がある状態でホワイトニングの処置を受けるとしみてしまう可能性もあるのです。しみが強いとホワイトニングを最後まで続けられないこともありますし、むし歯が進行して治療が1回で終わらなくなるおそれもあります。したがって、ホワイトニングの処置を受ける前には必ずむし歯がないかを歯科医院でチェックしてもらいましょう。

 

まとめ

今回は、むし歯の原因についてご紹介しました。ホワイトニングで美しい歯を維持することも大切ですが、プラークコントロールを適切に行いお口の健康を守ることも意識していきましょう。

当院は、多数の症例実績を誇るホワイトエッセンス加盟医院です。ホワイトニングのご予約、お問合せはお電話で承っております。

インプラント治療に使われるメタルボンドの特徴

今回は、インプラント治療に使われるメタルボンドの特徴についてご紹介します。

 

インプラントの治療では、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上から歯冠の部分となる人工歯を被せます。この人工歯は白い材料で作られることがほとんどですが、いくつか種類がありそれぞれ特徴や値段が異なります。その選択肢の一つに「メタルボンド」があります。

 

メタルボンドとは 

メタルボンドとは、金属で作製した歯の冠にセラミックを焼き付けたものです。セラミックの被せ物の中でも歴史がある作製方法で、インプラント以外にも、むし歯の治療で作製されるインレーやクラウン、ブリッジなどに使われることもあります。

 

メタルボンドのメリット

・強度が非常に高い

オールセラミックやジルコニアに比べても、非常に高い強度を持っていることが最大の特徴です。奥歯で硬いものを噛んだり日常的に歯ぎしりや食いしばりをしていると、セラミックのみで作られた冠は割れてしまうことがあります。しかし、メタルボンドであれば金属とほぼ同じと言えるほどの耐久性が期待できるでしょう。

 

・オールセラミックより安価

メタルボンドで作製する場合、オールセラミックよりも価格を抑えて作製できます。

 

・保険適用で作られるものよりも見た目や耐久性に優れている

メタルボンド表面はセラミックなので、見た目の白さや透明感にも優れています。また、時間の経過とともに変色することも少ないため、保険適用で作られるものよりも優れた耐久性をもっています。

 

メタルボンドのデメリット

メタルボンドは金属を使用しているので、その種類によっては金属アレルギーを起こす可能性はあります。また見た目は白い歯にはなりますが、どうしても内側の金属を透過するためオールセラミックのような透過性はありません。さらに、一般的なメタルボンドは経年変化によって歯と歯ぐきの境目から金属のラインが黒く見えることもあります。

 

まとめ 

今回は、インプラント治療に使われるメタルボンドについてご紹介しました。当院ではご予算やご希望に合わせてお選びいただけますので、歯の美しさを保ちつつ機能を回復させましょう。当院では患者様のお口の中の状況に合わせた治療方法をご提案いたしますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。 

着色汚れがあるとつきやすい「プラーク」ってなに?

 

今回は、着色汚れに付着するプラークについてご紹介します。歯に着色汚れがついていると、見た目で不潔な印象を与えてしまう、自分の笑顔に自信が持てないなどのデメリットがあります。また、それだけでなく歯の表面に着色があることによってプラークが溜まりやすくなるのです。そもそも、プラークとはどのようなものなのでしょうか。

 

食べかすとプラークは同じもの?

ものを食べた時にお口の中に残る食べかすと、プラークは別のものです。食べかすは飲食物の欠片そのものですが、プラークはお口の中の細菌が塊のようになったものを指します。

 

プラークができるまで

歯の表面は常に唾液に晒されている状態であり、唾液中の糖タンパク成分が「ペリクル」と呼ばれる薄い膜を形成して付着しています。この膜は歯の表面を保護してくれる役割もありますが、その一方で細菌が付着しやすくなるという一面ももっています。

 

食事をしたあとの食べかすがお口の中に残っていると、お口の中の細菌が活動しはじめます。お口の中には500種類以上もの細菌が存在していると言われており、これらの細菌がペリクルに付着し、定着、増殖していくことで塊を形成していくのです。この塊こそが「プラーク」と呼ばれるものです。食べかすがプラークになるまでには8時間~24時間ほどかかるといわれています。

 

着色汚れにプラークが付着すると何が起こる?

コーヒーや紅茶などの飲み物や煙草のヤニなどは、着色汚れの原因にもなります。歯の表面に着色汚れがついていると、ザラザラとして凹凸のある状態になっています。細菌の塊であるプラークは粘着性のあるものなので、つるつるとしていて滑沢な場所にはつきにくい性質をもっていますが、一方でザラザラした場所には付着しやすいということになります。着色汚れがついていることでプラークコントロールが難しくなり、むし歯や歯周病、口臭のリスクを高めることになってしまうのです。

 

まとめ

今回は、着色汚れに付着するプラークについてご紹介しました。ホワイトニングで美しい歯を維持することも大切ですが、プラークコントロールを適切に行いお口の健康を守ることも意識していきましょう。

当院は、多数の症例実績を誇るホワイトエッセンス加盟医院です。ホワイトニングのご予約、お問合せはお電話で承っております。

インプラント治療に使われるジルコニアの特徴

今回は、インプラント治療に使われるジルコニアの特徴についてご紹介します。

 

インプラントの治療では、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上から歯冠の部分となる人工歯を被せます。この人工歯は白い材料で作られることがほとんどですが、いくつか種類がありそれぞれ特徴や値段が異なります。その選択肢の一つに「フルジルコニアクラウン」があります。

 

ジルコニアとは 

ジルコニアはセラミックの一種で、人工ダイヤモンドとも呼ばれるものです。歯科治療のみならず、人工関節やスペースシャトルの素材にも使われています。見た目の美しさだけでなく強度も高いことが特徴で、日本では2005年から薬事法の認可を受け歯科治療に使われ始めました。インプラント以外にも、むし歯の治療で作製されるインレーやクラウン、ブリッジなどに使われることもあります。

 

ジルコニアの特徴

ジルコニアの特徴として以下のようなことが挙げられます。

 

・自然で美しい見た目

オールセラミックに比べると色の種類が限定されることもありますが、細かく色調を調整することで天然歯のようなツヤ感や透明度を叶えることができます。

 

・オールセラミックより安価

ジルコニアで作製する場合、オールセラミックよりも価格を抑えて作製できます。

 

・生体親和性が高い

ジルコニアもセラミック同様に生体親和性が高い材料です。金属アレルギーの心配もほとんどありません。

 

・優れた耐久性

お口の中の状態やメンテナンスにもよりますが、ジルコニアは10年程度もしくはそれ以上もつとも言われており、非常に優れた耐久性をもっています。特に、歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方にはジルコニアがおすすめです。オールセラミックの人工歯に比べて、被せ物が破損するリスクが低いといえるでしょう。

 

まとめ 

今回は、インプラント治療に使われるジルコニアについてご紹介しました。当院ではオールセラミック、ジルコニア、イーマックスなどの取り扱いがございます。ご予算やご希望に合わせてお選びいただけますので、歯の美しさを保ちつつ機能を回復させましょう。当院では患者様のお口の中の状況に合わせた治療方法をご提案いたしますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。

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