ホワイトニング時で歯がしみる?その理由と解決方法について②
2022/06/24
前回の記事ではホワイトニング時に歯がしみてしまう原因について解説致しました。
今回は、その続きです。
ホワイトニング時に歯がしみてしまった場合の対処方法についてご紹介致します!
「ホワイトニング時で歯がしみる?その理由と解決方法について①」についてはこちらから
前回の簡単なおさらい
前回説明したように、歯の構造上、象牙質がエナメル質によってきちんと保護されていれば、ホワイトニングで歯がしみたり痛くなったりすることはありません。
ホワイトニングで知覚過敏が起こっても、それはあくまでも一過性のものであり、一般的にホワイトニング後24時間以内におさまることが多いです。
ただ、どうしても痛くて辛いときには、以下の対処法を試してみるのが良いかと思います。
対処方法
・知覚過敏用の歯磨き粉で歯を磨く
ホワイトニングで知覚過敏が起こった場合には、知覚過敏用やフッ素配合の歯磨き粉を使用すると痛みがおさまりやすくなります。
知覚過敏用の歯磨きジェルには、刺激を抑える作用のある硝酸カリウムが含まれています。
またフッ素にはエナメル質を強化し、象牙質を保護するはたらきがあります。
知覚過敏用の歯磨き粉で歯を磨けば、知覚過敏は少しずつ解消されていくでしょう。
・痛み止めを飲む
痛み止めの中には歯の痛みに効果があるものもあり、それを飲めば知覚過敏による痛みも解消できます。
歯科医院で処方されたものはもちろん、ドラッグストアで購入できるものでも効果はありますが、痛み止め自体に即効性がないため、痛みが解消されるまでには少し時間がかかります。
ただし痛みがあまりにも続く場合は、知覚過敏由来でない可能性もあります。
クリニックで相談してみましょう。
・刺激のある食べ物や飲み物を避ける
ホワイトニングをした後は知覚過敏になりやすいので、ちょっとした刺激で痛みが誘発されることがあります。
しばらくは、香辛料などの刺激となるものを控えるのがおすすめです。
また、冷水で口をゆすいだり、熱い飲み物を飲むのは控えたほうが良さそうです。
まとめ
通常、象牙質はエナメル質で覆われているので、歯の状態が良ければ薬剤がしみることはほとんどありません。
しかし、虫歯があったり、エナメル質に傷やひびが入っていたり、歯周病やその他の理由で象牙質がむき出しになっているとホワイトニングの薬剤がしみることがあります。
ホワイトニングによるしみや痛みを防ぐためには、まずは象牙質をきちんと保護することが大切です。
もし虫歯や歯周病が原因でしみる場合は治療が必要ですので、ホワイトニング前にチェックを受けると安心でしょう。
当院では専門スタッフによるホワイトニング・クリーニングのご相談を受け付けております。
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