歯根破折
2021/07/12
こんにちは、歯科医師の柴田です。
前回に引き続き歯を失う理由、特に歯根破折についてお話ししていこうと思います。
「破折」の多くは、外傷など物理的に非日常的な大きな力が作用したものではなく、無髄歯(神経をとった歯)と考えられ、原因は「むし歯由来」とみなすことができます。
つまり、根の治療の精度によって将来その歯が長く残るかどうかを決めるといっても過言ではありません。
また抜歯原因を年齢階級別にみますと、「歯周病」と「破折」による抜歯は中高年、「埋伏歯」と「矯正」は若い年代に多く、「むし歯」はどの年齢層でも多くなっています。
いきなり歯を失うわけではなく、様々な積み重ねが最終的に抜歯に至ってしまうのです。
メインテナンスの重要性
2019/12/24
こんにちは、歯科医師の柴田です。
本日紹介する論文は
P.Axelsson,J.LindheのEffect of controlled oral hygiene procedures on caries and periodontal disease in adults
について説明していきます。
この論文はスウェーデンのイエテボリ大学の教授が書いた論文で、メインテナンス、口腔衛生指導を2、3か月に一度受けるグループと年に1度の定期検診や症状に対する処置のみを受けるグループで分けたところ3年後前者は無視できるレベルの歯肉炎(歯を支える骨は溶けていない状態)でしたが、後者はう蝕が新たに進行していたり、再発していたり、歯周病が進行し、苦しんでいる患者が多かったとのことです。
日本の歯の喪失率というのは先進国の中でも非常に高く、歯科を受診される方が少ないのが現実です。
現状を確認する意味も含め、一度歯科検診にいらしてみてはいかがでしょうか?
寒い日が続きますので、皆様お体にお気をつけてお過ごし下さい。
歯科医師 柴田
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メンテナンスの重要性
2019/11/19
こんにちは。
歯科医師の柴田です。
これまで虫歯や根の治療についてお話していきました。
今度は歯周病とメンテナンスについて論文を交えてお話していきます。
よく歯周病と聞くとCMなどで見る熟れたトマトをイメージされると思います。
歯茎が炎症を起こすことで腫れて出血します。その状態を歯肉炎といい、さらにその炎症が進行すると支えている骨まで溶かしていきます。その状態を歯周炎と言います。
それぞれの対処法に関しては次回お話させて頂きます。
歯科医師 柴田
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もしかすると神経を残せるかもしれません。
2019/11/11
こんにちは。歯科医師の柴田です。
当院では月に二回隔週水曜日に根の治療専門の先生に来ていただいております。
神経を取らなければならないと言われたり、歯を抜かなければならないと言われた方でももしかしたら救うことができるかもしれません。また根の治療は歯を薄くして割れてしまうリスクなどもあり、何度も繰り返すことで歯を抜かなければならないということになりかねません。治療を繰り返さないためにも専門医に診ていただくことをお勧めしています。
興味のある方は是非ご連絡ください。
寒い日が続いておりますので体調には十分お気をつけてお過ごし下さい。
宮本歯科 柴田
動画でわかりやすく見られるように HP修正しました。
2019/11/09
宮本です
HP修正しました。
治療の細かな内容について、なかなか言葉では伝わらないので動画で解説しました。
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Youtubeチャンネルでもほぼ毎週アップしていますので、ぜひご覧ください。
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