歯科医院でクリーニングを受ける頻度
2024/08/07
今回は、歯科医院でクリーニングを受ける頻度についてご紹介します。歯をなるべく削らない治療「ミニマルインターベンション(MI)」の考え方には5つの項目が掲げられており、その中の一つに「口腔内の細菌叢の改善」があります。プラークや歯石を確実に除去するために歯科医院で定期的にクリーニングを受けることは大切ですが、どのくらいの頻度でクリーニングを受けるべきなのでしょうか。
クリーニングを受ける頻度は人によって異なる
歯石のつきやすさやむし歯、歯周病のリスクには個人差があります。例えば、唾液の質や量、食生活、日常のセルフケアの習慣などが影響します。これにより、クリーニングの頻度も異なります。一般的には、むし歯になりやすい人や歯周病にかかっている人は、あまり間隔をあけずに定期的にクリーニングを受けることが推奨されます。
3~6ヶ月に一度のクリーニングが適している人
歯石がつきにくくセルフケアがしっかりできている人は、3~6ヶ月に一度のクリーニングが適しています。歯科医院での定期的なチェックとクリーニングを行うことで、むし歯や歯周病のリスクを低く保てるでしょう。セルフケアに自身があってもプロフェッショナルによるクリーニングを受け、見逃しがちな初期のトラブルを早期発見できる可能性があります。
2~3ヶ月に一度のクリーニングが適している人
歯石がつきやすい人、着色がつきやすい人、歯並びがよくない人、そして歯磨きが苦手な人は、2~3ヶ月に一度のクリーニングが推奨されます。歯石や着色は見た目だけでなくお口の中の健康にも影響を及ぼすため、定期的に除去することが重要です。また、歯並びが悪いと磨き残しが発生しやすく、歯磨きが苦手な人も同様にリスクが高いため、こまめなプロフェッショナルケアが必要です。
1~2ヶ月に一度のクリーニングが適している人
むし歯になりやすい人や、すでに歯周病にかかっている人は、1~2ヶ月に一度のクリーニングが必要です。頻繁にクリーニングを行うことで症状の進行を抑え、症状の改善を図ります。特に歯周病は進行すると治療が難しくなるため、早期の段階での管理が非常に重要です。
まとめ
今回は、歯科医院でクリーニングを受ける頻度についてご紹介しました。クリーニングを受ける頻度は個人のお口の中の状態やリスクに応じて異なります。それぞれの状態に合わせて適切な頻度でクリーニングを受け、より健康な歯と歯ぐきを保ちましょう。
当院ではミニマルインターベンション(MI)の考え方に基づき、患者さまお一人おひとりにとって最善の治療方法をご提案しております。ご予約、お問合せはお電話で承っております。