自宅でできるプラークコントロール 歯ブラシはどう選ぶ?
2024/05/29
今回は、セルフケアでのプラークコントロールにおいて大切な歯ブラシの選び方についてご紹介します。「ミニマルインターベンション(MI)」の考え方には5つの項目が掲げられており、その中の一つに「口腔内の細菌叢の改善」があります。細菌叢のバランスを保つために必要となるのが「プラークコントロール」です。ご自宅でのプラークコントロールの基本となるのが毎日の歯磨きですが、磨ければなんでもよいと思って歯ブラシを選んでいませんか?
自宅でできるプラークコントロール
お口の中には無数の細菌がいますが、プラークコントロールによってこれらのバランスがとれていればむし歯や歯周病などのトラブルを回避できます。いくら歯科医院でプロフェッショナルケアを受けても、自宅でのプラークコントロールが適切に行えていなければお口の中の環境をよい状態に保てません。自宅でできるプラークコントロールの基本は、毎日の歯磨きなどのセルフケアです。
歯ブラシは「磨ければよい」ではない
毎日の歯磨きでは、ほとんどの方が歯ブラシで歯を磨くでしょう。日頃何気なく買っているかもしれない歯ブラシですが、磨ければ何を選んでも同じというわけではありません。ドラッグストアやバラエティショップなどにはたくさんの種類の歯ブラシが並んでいますが、皆さんはどのような基準で歯ブラシを選んでいますか?
歯ブラシはどう選ぶ?
歯ブラシを選ぶときのポイントはいくつかありますが、今回は以下の2点をご紹介します。
・ヘッドの大きさ
効率よく磨くためにも非常に重要なのが、歯ブラシのヘッドの大きさです。ヘッドが大きすぎるとブラシが奥まで届きません。上の前歯2本分(約2cm)の大きさを意識して選びましょう。
・毛のかたさ
歯ブラシの毛の硬さは、「かため」「ふつう」「やわらかめ」の3種類が市販されています。この中からどれを選ぶかは歯ぐきの状態によって左右されますが、歯ぐきが健康な人は「ふつう」を選ぶのが基本です。重度の歯周病などで歯ぐきから出血しやすい人は「やわらかめ」を選び、歯ぐきの状態が改善してきたら「ふつう」に戻すようにしましょう。
まとめ
今回は、セルフケアにおける歯ブラシの選び方についてご紹介しました。どのように歯ブラシを選んだらよいか分からない方は、お気軽に歯科衛生士までご相談ください。
当院ではミニマルインターベンション(MI)の考え方に基づき、患者さまお一人おひとりにとって最善の治療方法をご提案しております。ご予約、お問合せはお電話で承っております。
Category - メインテナンス