ホワイトニングでむし歯予防も叶う3つの理由
2023/05/03
近年の研究では、ホワイトニングがむし歯予防にも繋がるという報告も多くあります。
今回は、ホワイトニングとむし歯予防の関連性についてご紹介します。
ホワイトニング前のクリーニング
むし歯は、歯に付着した糖とむし歯原因菌の結びつきが根本的な原因であり、細菌が産出する酸によって歯が溶けることでむし歯になります。したがって、歯に付着した糖を確実に除去することがむし歯予防の第一歩でもあり、毎日の丁寧な歯磨きが欠かせません。しかし、セルフケアの歯磨きだけでは歯と歯の間や細かい部分など歯ブラシでは取り切れない汚れも存在します。そこで必要となるのが歯科医院での専門的なクリーニングです。
オフィスホワイトニングでは、ホワイトニングを行う前に歯のクリーニングも行います。これにより、歯の着色などの汚れだけでなく、プラークなどのむし歯の原因となり得る汚れも綺麗に除去することができます。
ホワイトニングによる歯質の変化
フッ素はむし歯予防に効果的な成分であるとされており、歯の表面に塗布することでエナメル質のハイドロキシアパタイトをより酸に強いフルオロアパタイトにできることがわかっています。それだけでなく、酸により歯から溶け出したカルシウムやリン酸を補う再石灰化を促進したり、むし歯原因菌の働きを弱めて酸が産出されるのを抑制するといった働きももちます。ホワイトニング後はフッ素が取り込まれやすくなるため、歯質の強化に繋がります。さらにフッ素により歯の表面がコーティングされることは、ホワイトニング効果も長続きしやすくなります。
過酸化水素による効果
オフィスホワイトニングでは、薬剤に過酸化水素が使用されます。この過酸化水素はお口の中で分解されて水と酸素になりますが、その際に発生する活性酵素をフリーラジカルといいます。フリーラジカルはむし歯の原因菌を殺菌する効果があるという研究報告がされているため、むし歯予防の効果も期待できるといわれているのです。
まとめ
このように、ホワイトニングの効果は歯を白くするだけでなく、むし歯を予防するというところにも繋がります。日頃からむし歯を予防する意識を持ち、ホワイトニングをより効果的に行えるようにしましょう。
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