金属アレルギーがあってもアライナー矯正は可能?
2025/12/19
金属アレルギーをお持ちの方にとって、歯科治療で使用される金属は心配の種になりがちです。特に矯正治療はワイヤーやブラケットなど金属を使用するイメージが強いため、「矯正はしたいけれど、アレルギーが出たらどうしよう…」と不安に思われる方も多いのではないでしょうか。しかし近年主流になっているアライナー矯正は、金属アレルギーがある方にとっても安心して選びやすい治療方法です。今回は、その理由や注意点についてご紹介します。
アライナー矯正は金属を使用しない矯正方法
アライナー矯正では、薄く透明なプラスチック製のマウスピースを使用します。材料は主に医療用プラスチックで、金属は一切含まれていません。そのため、金属アレルギーの心配が少なく、多くの患者様にとって安全に治療を受けやすい矯正手段です。従来のワイヤー矯正と異なり、金属装置による粘膜の刺激や金属イオンによるアレルギー反応が起こるリスクがないことも大きなメリットです。
金属アレルギーの方でも安心しやすい理由
アライナー矯正で使用されるプラスチックは、歯科用として安全性が高く、長期間の装着にも耐えられる素材で作られています。また、口腔内は常に唾液で湿っているため、金属装置の場合は金属イオンが溶け出すことがあり、それがアレルギー反応の引き金になりますが、アライナー矯正ではそのような懸念はありません。さらに、アライナーは取り外しが可能なため、口腔内を清潔に保ちやすく、粘膜への刺激や炎症が起きにくい点も安心材料の一つです。
注意したいポイントもある
ただし、金属アレルギーがあるからといって、必ずアライナー矯正が適応できるとは限りません。アライナー矯正は万能ではなく、重度の歯の移動が必要なケースや骨格的な問題があるケースでは、ワイヤー矯正が必要になる場合があります。また、まれにアライナーの素材に対してアレルギー反応を示す方もいるため、過去にプラスチック製品で皮膚が赤くなるなどの経験がある場合は、事前に歯科医師に相談しておくと安心です。
事前相談と検査が大切
金属アレルギーをお持ちの方が矯正治療を検討する際には、治療前の相談がとても重要です。アレルギー歴を詳しく伝えることで、適切な治療法の選択や素材の確認ができます。必要に応じてアレルギー検査(パッチテスト)を行うことで、より安全に治療を進めることが可能になります。
まとめ
アライナー矯正は金属を使わないため、金属アレルギーがある方でも安心して受けやすい矯正治療です。ただし、矯正の適応や素材の相性には個人差があるため、事前の相談と検査が欠かせません。
当院では治療実績の豊富な矯正専門医が在籍しております。矯正治療に興味がある方は、ぜひ一度当院にご相談ください。カウンセリングのご予約はお電話にて承っております。
Category - アライナー矯正

































































