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むし歯治療に使われる「レジン」と「銀歯」の違い

「ミニマルインターベンション(MI)」の考え方には5つの項目が掲げられており、その中の一つに「患者様への教育」があります。その代表例でもある口腔衛生指導(OHI)は歯科医院において欠かせない役割を果たしており、単に歯を磨く方法を教えるだけでなく、患者様の全身の健康に直結する重要なプロセスです。今回は、むし歯治療に使われる「レジン」と「銀歯」の違いについてご紹介します。

 

歯を最小限しか削らないレジン治療の特徴

むし歯治療でよく使われる材料のひとつが「レジン」です。レジンは歯科用プラスチックの一種で、歯の色に近いため、治療後も自然な見た目を保ちやすいのが特徴です。むし歯の部分だけをピンポイントで削り、その場で詰めて固めることができるため、健康な歯を削る量を最小限に抑えやすい治療法といえます。これは、歯をできるだけ残すことを大切にするミニマルインターベンションの考え方と非常に相性が良い材料です。また、治療回数が少なく済む点もメリットのひとつです。

 

強度に優れる一方、削る量が増えやすい銀歯

一方、「銀歯」は金銀パラジウム合金などの金属を使った詰め物・被せ物で、長年にわたり保険診療の中心として使われてきました。強度が高く、噛む力が強くかかる奥歯でも耐久性が期待できるというメリットがあります。ただし、銀歯を装着するためには、レジン治療に比べて歯を大きく削る必要がある場合が多く、健康な歯質まで削らなければならないこともあります。この点は、歯の保存を重視するミニマルインターベンションの視点では注意が必要なポイントです。

 

ミニマルインターベンションの視点で考える材料選択

ミニマルインターベンションでは、むし歯になった部分だけを取り除き、歯の再石灰化や修復力を最大限に活かすことが基本となります。そのため、初期〜中等度のむし歯であれば、歯を大きく削らずに済むレジン治療が第一選択となることが増えています。ただし、むし歯が深く進行している場合や、噛み合わせの力が強くかかる部位では、銀歯の方が適しているケースもあり、材料の選択は一概には言えません。

 

大切なのは「材料」よりも「歯を守る視点」

大切なのは、「どの材料が良い・悪い」ではなく、「その歯の状態にとって何が最も歯を守れるか」という視点です。むし歯の大きさ、部位、噛み合わせ、生活習慣などを総合的に考えたうえで治療法を選択することが、歯を長持ちさせることにつながります。

 

まとめ

当院では、ミニマルインターベンションの考え方を大切にし、できる限り歯を削らず、残せる治療をご提案しています。レジン治療と銀歯、それぞれの特徴を丁寧にご説明したうえで、お一人おひとりに合った治療法を一緒に考えていきますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。

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