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インプラント治療でも行われる「デンタルレントゲン検査」とは

今回は、インプラント治療の中で行われることも多い「デンタルレントゲン検査」についてご紹介します。インプラント治療は、顎の骨の中にインプラント体(人工歯根)を埋入し、その上から上部構造(人工歯)を被せる手術です。外から見ただけの情報だけでは手術やメンテナンスに必要な情報が十分に得られないため、「デンタルレントゲン」と呼ばれる部分的なレントゲンを撮影することもあります。

 

デンタルレントゲンとは?

デンタルレントゲン検査は、歯2~3本分程度を部分的に映し出すレントゲン検査です。お口の中に約3cm×約4cmの大きさのフィルムを入れ、外から筒のような機器を当てて撮影します。撮影にかかる時間はわずか数秒です。

 

特定の歯の状態を精査するために撮影されることがほとんどで、インプラント治療やメンテナンスにおいては人工歯根や顎の骨の状態を確認するために撮影が行われます。また、インプラント治療前の検査においても、通常のパノラマレントゲン検査のほかに歯列をブロックごとに分けてそれぞれにデンタルレントゲンを撮影する「10枚法」もしくは「14枚法」、「18枚法」という撮影方法がとられることもあります。

 

インプラント治療以外で用いられる場面

デンタルレントゲンは、インプラントの治療やメンテナンス以外にも一般的な歯科治療で用いられることがあります。

 

・むし歯の有無、状態

歯と歯の間にできたむし歯や、詰め物や被せ物の下にできたむし歯はパノラマレントゲンでは分かりにくいときがあります。そのような場合にデンタルレントゲンで詳細な状態を確認します。

 

・歯の根の状態

根管治療の前に歯の根の状態を確認したり、根管治療後に詰め物がしっかり入っているかの確認を行うことがあります。

 

・顎の骨の状態

インプラント治療だけでなく、歯周病の治療においても歯を支えている骨(歯槽骨)の量を調べることは大切です。歯槽骨がどの程度吸収されているかということもデンタルレントゲンから把握できます。

 

まとめ

インプラントの治療を成功に導くためには、目的に合わせた適切な検査を行うことが大切です。当院では患者様のお口の中の状況に合わせた治療方法をご提案いたしますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。

ホワイトニング前に気をつけたい むし歯の進行

今回は、むし歯の進行についてご紹介します。ホワイトニングの処置を受ける前には必ずむし歯がないか確認を受けることをおすすめしています。万が一むし歯があった場合、そのむし歯の進行状況によって治療内容が変わり、それがホワイトニングの処置に影響することもあるからです。むし歯はいきなり歯が黒くなるのではなく、徐々に進行していきます。

 

むし歯の進行

むし歯はその進行状況によって症状が異なりますが、大きく分けて5つの段階があります。

 

・C0(初期むし歯)

初期むし歯ともいわれるこの段階では、まだ歯の表面のエナメル質に穴はあいていない状態です。ただし、エナメル質が酸によって溶かされ、その部分が白く濁っていたり薄い茶色になっています。また、痛みなどの自覚症状がないことがほとんどです。C0の初期むし歯であれば、フッ素などによる再石灰化によってエナメル質を修復できる可能性があります。

 

・C1

エナメル質のごく狭い範囲に穴があいた状態がC1です。まだ痛みなどの自覚症状はないことがほとんどですが、放置しているとむし歯は進行してしまうため治療は必要になります。

 

・C2

C2になるとエナメル質の内側にある象牙質にまでむし歯が進んでいます。この段階になると、冷たいものがしみるなどの自覚症状が出ることがあります。

 

・C3

C3になると象牙質の更に内側にある歯髄(歯の神経が入っている場所)にまでむし歯が進んでいます。この段階になると激しい痛みを伴うため、ご自身でもむし歯になっていることがはっきり分かるでしょう。

 

・C4

むし歯の進行によって歯冠(歯ぐきの上の見える部分)のほとんどが崩壊し、歯の根だけが残された状態です。ここまでむし歯が進んでしまうと既に神経が死んでいるため痛みを感じません。基本的には歯を残すことは難しく、抜歯の適応となります。

 

ホワイトニングを受ける前にはむし歯のチェックを!

ホワイトニングで使用する薬剤は、健康な歯に対して使用することを前提としています。ホワイトエッセンスの薬剤はしみにくいものではありますが、むし歯がある状態でホワイトニングの処置を受けるとしみることもあります。ホワイトニングの処置を受ける前には必ずむし歯がないかを歯科医院でチェックしてもらいましょう。

 

まとめ

今回は、むし歯の進行についてご紹介しました。むし歯は放置していても治ることはなく、進行するにつれて治療にかかる回数も増えていきます。ホワイトニングで美しい歯を維持することも大切ですが、むし歯を予防してお口の健康を守ることも意識していきましょう。

当院は、多数の症例実績を誇るホワイトエッセンス加盟医院です。ホワイトニングのご予約、お問合せはお電話で承っております。

インプラント治療の術前検査では何をする?

今回は、インプラント治療を始める前の術前検査についてご紹介します。

インプラント治療は、顎の骨の中にインプラント体(人工歯根)を埋入し、その上から上部構造(人工歯)を被せる手術です。外から見ただけの情報や二次元のレントゲン写真だけでは手術に必要な情報が十分に得られないため、いかに精密に検査を行うかが非常に重要となってきます。

 

インプラントの術前検査では何をする?

インプラント治療を成功に導くためには、入念な検査がなによりも大切です。主に以下のような検査を行います。 

 

・パノラマレントゲン検査

目の下から顎までの広い範囲を映し出すレントゲンです。歯や骨に加え薬剤や金属などの人工物は白く映り、粘膜や筋肉などの軟組織は黒く映ります。一般的な歯科治療にもこの検査は用いられ、インプラント治療において特に重要な顎の骨の状態もおおまかに確認できます。

 

・口腔内検査

インプラント治療をする箇所はもちろんのこと、お口の中全体の検査も行います。全体の噛み合わせや歯ぐきの状態などを確認します。

 

・歯科用CT検査

パノラマレントゲン検査では、2次元的な平面での診断しかできないため、得られる情報量が限られます。そのため、インプラント治療を行う前には歯科用CTでの検査が非常に重要です。歯科用CTでは3次元の立体的な画像を取得できるため、骨の密度や厚み、幅など多くの情報が得られます。CTと聞くと身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、歯科用のCTは座ったままで撮影ができ、撮影にかかる時間も医科用のCTに比べると短く済みます。被ばく量も医科用CTの3分の1程度なのでご安心ください。

 

当院で導入している歯科用CT

当院では世界最高峰の歯科用CTである「Fine Cube E2」を導入しています。歯科用CTそのものも最先端の医療機器であるため導入している歯科医院は国内でも2割ほどにとどまりますが、その中でもより性能の高いCTです。0.1mm単位の精度で3D画像を得られるので、ご自身の骨の状態が手に取るように分かります。

 

まとめ

インプラントの治療を始める前には、入念に検査を行うことが正しい診断、治療の成功に繋がります。当院では患者様のお口の中の状況に合わせた治療方法をご提案いたしますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。

プラーク以外にもある むし歯の原因

今回は、むし歯の原因についてご紹介します。コーヒーや紅茶などの飲み物や煙草のヤニなどが原因となって歯に着色汚れがついていると、表面の微細な凹凸にプラークが溜まりやすくなります。プラークがむし歯や歯周病、口臭のリスクを高めるということを前回のブログでもお話ししましたが、ただプラークがついているだけですぐにむし歯になるわけではありません。むし歯の原因が実はプラーク以外にもあることをご存じでしょうか。

 

むし歯の原因は4つ

むし歯の原因は主に4つあると言われています。

 

・細菌

お口の中には300~700種類もの細菌が棲みついているといわれており、その中にむし歯の原因となる細菌(ミュータンス菌など)も含まれます。この細菌はもちろんプラークの中にも存在します。

 

・糖質

むし歯の原因となる細菌は、食べ物に含まれる糖質(特に砂糖)をエサとして増殖します。そして、酸を産生することで歯の表面を溶かすようになります。

 

・歯質

歯の表面にあるエナメル質は骨よりも硬いといわれているほどの硬度をもった組織です。ただし、むし歯菌の出す酸には弱く、溶け出してしまいます。また、酸へのエナメル質の丈夫さには多少の個人差があります。歯質が強い方は多少の酸に晒されてもすぐにはエナメル質が溶け出しませんが、そうでない方や生えたばかりの永久歯、乳歯などは歯の表面が酸によって溶けやすくなります。

 

・時間

上記の3つの要素に時間の経過が加わると、むし歯になりやすくなります。食事をしたあとにずっと歯磨きをしないで放置していると、むし歯菌のエサが滞在するためそれだけむし歯のリスクも高くなります。また、飲食のタイミングも関わってきます。時間を決めて飲食する方と、常にお口の中に食べ物・飲み物があるダラダラ食べの方では、お口の中の環境が全く異なります。時間を決めて飲食を行うことで再石灰化(酸によって溶けた歯の質を作ること)を行う時間ができ、歯が健康な状態を保つことができます。

 

ホワイトニングを受ける前にはむし歯のチェックを!

基本的にホワイトニングで使用する薬剤は、健康な歯に対して使用することを前提としています。ホワイトエッセンスの薬剤はしみにくいものではありますが、むし歯がある状態でホワイトニングの処置を受けるとしみてしまう可能性もあるのです。しみが強いとホワイトニングを最後まで続けられないこともありますし、むし歯が進行して治療が1回で終わらなくなるおそれもあります。したがって、ホワイトニングの処置を受ける前には必ずむし歯がないかを歯科医院でチェックしてもらいましょう。

 

まとめ

今回は、むし歯の原因についてご紹介しました。ホワイトニングで美しい歯を維持することも大切ですが、プラークコントロールを適切に行いお口の健康を守ることも意識していきましょう。

当院は、多数の症例実績を誇るホワイトエッセンス加盟医院です。ホワイトニングのご予約、お問合せはお電話で承っております。

インプラント治療に使われるメタルボンドの特徴

今回は、インプラント治療に使われるメタルボンドの特徴についてご紹介します。

 

インプラントの治療では、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上から歯冠の部分となる人工歯を被せます。この人工歯は白い材料で作られることがほとんどですが、いくつか種類がありそれぞれ特徴や値段が異なります。その選択肢の一つに「メタルボンド」があります。

 

メタルボンドとは 

メタルボンドとは、金属で作製した歯の冠にセラミックを焼き付けたものです。セラミックの被せ物の中でも歴史がある作製方法で、インプラント以外にも、むし歯の治療で作製されるインレーやクラウン、ブリッジなどに使われることもあります。

 

メタルボンドのメリット

・強度が非常に高い

オールセラミックやジルコニアに比べても、非常に高い強度を持っていることが最大の特徴です。奥歯で硬いものを噛んだり日常的に歯ぎしりや食いしばりをしていると、セラミックのみで作られた冠は割れてしまうことがあります。しかし、メタルボンドであれば金属とほぼ同じと言えるほどの耐久性が期待できるでしょう。

 

・オールセラミックより安価

メタルボンドで作製する場合、オールセラミックよりも価格を抑えて作製できます。

 

・保険適用で作られるものよりも見た目や耐久性に優れている

メタルボンド表面はセラミックなので、見た目の白さや透明感にも優れています。また、時間の経過とともに変色することも少ないため、保険適用で作られるものよりも優れた耐久性をもっています。

 

メタルボンドのデメリット

メタルボンドは金属を使用しているので、その種類によっては金属アレルギーを起こす可能性はあります。また見た目は白い歯にはなりますが、どうしても内側の金属を透過するためオールセラミックのような透過性はありません。さらに、一般的なメタルボンドは経年変化によって歯と歯ぐきの境目から金属のラインが黒く見えることもあります。

 

まとめ 

今回は、インプラント治療に使われるメタルボンドについてご紹介しました。当院ではご予算やご希望に合わせてお選びいただけますので、歯の美しさを保ちつつ機能を回復させましょう。当院では患者様のお口の中の状況に合わせた治療方法をご提案いたしますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。 

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