自宅でできるプラークコントロール 歯ブラシは正しく使おう
2024/06/07
今回は、セルフケアにおいて大切な歯ブラシの取り扱いについてご紹介します。「ミニマルインターベンション(MI)」の考え方には5つの項目が掲げられており、その中の一つに「口腔内の細菌叢の改善」があります。細菌叢のバランスを保つために必要となるのが「プラークコントロール」です。ご自宅でのプラークコントロールの基本となるのが毎日の歯磨きですが、歯ブラシは正しく取り扱うことも大切です。
歯ブラシの取り扱い
ご自宅でできるプラークコントロールの基本となるのは、毎日の歯磨きです。適切な歯ブラシを選び、正しく磨けていたとしても歯ブラシの管理や取り扱いができていなければせっかくの効果も半減してしまいます。歯ブラシの正しい洗浄方法や保管の方法、交換時期について知っておきましょう。
歯ブラシの洗浄方法
使用後の歯ブラシには目に見えない細菌がたくさん付着しています。歯ブラシを洗うときには、流水下で歯ブラシの根元部分までしっかりと洗いましょう。このとき、指で歯ブラシの毛を揉むようにして洗うとともに、根元の部分に汚れが残っていないか確認することも大切です。
歯ブラシの保管方法
よく洗った歯ブラシはよく乾燥させて保管することも重要なポイントです。歯ブラシが濡れたままだと細菌が繁殖しやすくなります。清潔なタオルやキッチンペーパーでしっかり水気をふき取りましょう。そして、保管する際も風通しのよい場所に置いておきます。
歯ブラシの交換時期
歯ブラシを後ろ側から見た時に、毛先がヘッドからはみ出しているようであれば交換のサインです。毛先が開いている歯ブラシだと、プラークの除去率が4割ほど減少するともいわれています。もし毛先がまだ開いていなかったとしても、使い始めてから1ヶ月ほど経ったら新しいものに交換するようにしましょう。
まとめ
今回は、セルフケアにおける歯ブラシの取り扱いについてご紹介しました。歯ブラシの選び方や使い方にご不安がある方は、お気軽に歯科衛生士までご相談ください。
当院ではミニマルインターベンション(MI)の考え方に基づき、患者さまお一人おひとりにとって最善の治療方法をご提案しております。ご予約、お問合せはお電話で承っております。