自宅でできるプラークコントロール デンタルフロスを使ってみましょう
2024/06/17
今回は、セルフケアでのプラークコントロールにおけるデンタルフロスの使い方についてご紹介します。「ミニマルインターベンション(MI)」の考え方には5つの項目が掲げられており、その中の一つに「口腔内の細菌叢の改善」があります。細菌叢のバランスを保つために必要となるのが「プラークコントロール」です。プラークコントロールの精度を上げるためには、デンタルフロスや歯間ブラシといった補助清掃用具を活用することが大切です。
ロールタイプのデンタルフロスの使い方
ロールタイプとは、ご自身で好きな長さに切り取って使うタイプのデンタルフロスです。1回あたり40cm程度の長さを使用します。フロスを指先で持って肘まで糸を引き出したときの長さを目安にするとよいでしょう。
カットしたフロスを左右の中指に2~3周巻きつけ、左右の指の間のフロスの長さが10cm程度になるようにします。この部分を親指と人差し指で持ち、フロスを操作していきます。ピンと張らせたフロスを歯と歯の間に入れていきますが、このときのこぎりをひくように前後に小さく動かしながらフロスを挿入します。垂直方向に一気に挿入しないように気をつけましょう。フロスが歯と歯の間に入ったら、上下に動かして歯の面についたプラークを絡めとります。両側の歯面を清掃できたら、フロスを前後に動かしながらゆっくりとフロスを抜き取ります。
ホルダータイプのデンタルフロスの選び方
ホルダータイプとは、持ち手がついているタイプのデンタルフロスです。デンタルフロスの使用にあまり慣れていない方にもおすすめで、清掃したい場所によってF字型とY字型を使い分けてもよいでしょう。基本的な使い方はロールタイプと同じですが、指に巻き付ける操作がない分フロスの操作が簡単にできます。
まとめ
今回は、デンタルフロスの使い方についてご紹介しました。デンタルフロスの選び方や使い方に不安がある方は、お気軽に歯科衛生士までご相談ください。
当院ではミニマルインターベンション(MI)の考え方に基づき、患者さまお一人おひとりにとって最善の治療方法をご提案しております。ご予約、お問合せはお電話で承っております。