いつでも専門医にかかれる安心

妊娠中にレントゲン検査を受けても大丈夫?

「ミニマルインターベンション(MI)」の考え方には5つの項目が掲げられており、その中の一つに「患者様への教育」があります。その代表例でもある口腔衛生指導(OHI)は歯科医院において欠かせない役割を果たしており、単に歯を磨く方法を教えるだけでなく、患者様の全身の健康に直結する重要なプロセスです。今回は、妊娠中にレントゲン検査を受けてもよいのか、その安全性についてご紹介します。

 

レントゲン検査と放射線の影響

レントゲン検査では、放射線を使って体内の骨や組織を画像化します。放射線は大量に浴びると人体に悪影響を及ぼす可能性がありますが、医療機関で行われるレントゲン検査では、極めて少量の放射線しか使用しません。そのため、通常の検査で放射線による健康被害が発生することは基本的にありません。

 

妊娠中でも歯科レントゲンは安全?

妊娠中は母体や胎児に悪影響がないよう、あらゆる医療行為に慎重になる時期です。その中でも「レントゲン検査」に関しては、多くの妊婦さんが「放射線が赤ちゃんに悪影響を及ぼすのでは?」と不安を抱くことが多いのではないでしょうか?歯科医院で行われるレントゲン検査は、主に口腔内や顎の状態を確認するためのものであり、照射される範囲が限られています。また、放射線量は極めて少なく、胎児がいるお腹の部分に直接影響を与えることはありません。さらに、レントゲンを撮影する際には放射線防護エプロンを使用します。このエプロンは鉛製で放射線を遮断する役割を果たすため、胎児への影響をより一層軽減します。

 

レントゲン検査が必要なケース

妊娠中でもレントゲン検査が必要とされるケースがあります。例えば、歯の痛みや腫れがひどく、感染症が疑われる場合です。感染症を放置すると母体や胎児の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、医師や歯科医師はリスクとレントゲン撮影によって得られる利益を慎重に判断した上で検査を行います。

 

レントゲン検査を受ける際の注意点

妊娠中にレントゲン検査を受ける際は、以下の点に注意しましょう。

 

・妊娠していることを事前に伝える
歯科医院や病院で問診を受ける際には、妊娠中であることを必ず伝えてください。これにより、医療スタッフが適切な対応を取ることができます。

 

・防護エプロンを使用する

レントゲン検査を受ける際は、放射線防護エプロンの使用が基本です。

 

まとめ

妊娠中にレントゲン検査を受けることに不安を感じる方もいらっしゃいますが、歯科で行われる検査の放射線量は非常に少なく、胎児に影響を与えるリスクはほとんどありません。むしろ、感染症や炎症などの放置が母体や胎児に悪影響を及ぼす可能性を考えると、必要な検査を受けることが重要です。不安な点や疑問があれば遠慮せずに歯科医師に相談しながら、治療を進めていきましょう。

Category - MIミニマムインターベーション

2025年3月
« 2月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  
  • 動画で見る治療
  • よくあるご質問
  • 治療費について
  • 入れ歯外来

宮本歯科クリニックでは、それぞれの患者様に適した歯科治療をご提供いたします。お問い合わせ・ご予約はお気軽にどうぞ。