インプラントオーバーデンチャーの種類 ~バーアバットメント~
2023/08/04
今回は、インプラントオーバーデンチャーの一つであるバーアバットメントについてご紹介します。インプラントオーバーデンチャーとは、残っている歯や2~4本程度のインプラントを支えにして入れ歯を固定する治療方法のことです。歯やインプラントが支えになるため通常の入れ歯よりも安定性に優れていることが大きな特徴で、部分入れ歯にも総入れ歯にも応用することができます。
インプラントオーバーデンチャーの種類
インプラントオーバーデンチャーは、固定方法の違いにより大きく分けて3つに分類されます。インプラント体の埋入本数と固定の方法が異なりますが、機能性には大きな違いはありません。今回は3つの種類のうちの一つ、バーアバットメントをご紹介します。
バーアバットメントとは
インプラントの先端部をバーで連結し、入れ歯側に取り付けた金具でバーを挟み込むようにしてインプラントと入れ歯を固定します。上顎もしくは下顎に歯がない場合などに用いられる方法です。
バーアバットメントのメリット
ボールアタッチメントよりも維持が強く、高い安定性をもちます。埋入するインプラントは2~4本程度なので、身体の負担も経済的な負担も少なく済むのが大きなメリットです。また、入れ歯部分はご自身で取り外すことができるので、セルフケアもしやすく入れ歯部分もインプラント部分も清潔に保つことができます。強固な連結によって支えられているため、入れ歯を支える粘膜や顎の骨にも負担がかかりにくいことも特徴です。
バーアバットメントの注意点
ボールアバットメントに比べると、インプラントの埋入本数は多くなります。また、連結が強固で外れにくいため、事前によく確認しておくと安心です。
まとめ
今回は、バーアバットメントの特徴やメリットについてご紹介しました。どの治療方法が適しているかは、担当医とよく相談して決めていくことが大切です。
当院では、インプラント治療の知識と経験の豊富な歯科医師やスタッフが治療を担当いたしますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。