インプラントは何歳までできる?
2024/01/12
今回は、インプラント治療の年齢制限についてご紹介します。
インプラントは中高年以上の方が行う治療のイメージがあるかもしれませんが、何歳くらいまで治療が可能なのでしょうか。
インプラントは何歳まで?
結論から言うと、インプラントの治療ができる年齢に上限はありません。18歳以上の方であれば年齢制限なく治療を受けていただけます。ただし、インプラントは顎の骨にインプラント体(人工歯根)を埋め込み、その上から人工歯を被せる治療方法で、2度の外科手術が必要になります。さらに、その後もメンテナンスのために定期的に通院していただかなければなりません。手術や通院に耐えられるだけの体力があるか、ということが第一条件になります。健康上問題がなければ手術そのものは何歳でも可能ですが、基本的に70歳くらいまでがおすすめです。
高齢でのインプラント治療のリスク
高齢の方がインプラント手術を受ける場合、以下のようなリスクが考えられます。
・細菌感染
インプラントの手術では歯ぐきを切開して顎の骨を削るため、侵襲が大きくなると細菌感染のリスクも高くなります。歳を重ねると免疫力も低下していくので、感染しやすくなるのです。
・インプラント体と骨が結合しにくい
インプラントは、チタンでできたインプラント体と顎の骨が結合することで固定されます。しかし、加齢により傷口の治癒に時間がかかると、インプラント体と骨がしっかり結合しないケースがあります。
また、このほかにも全身疾患との関連も考慮しなければなりません。これについては次回以降のブログでご紹介します。
インプラント治療が難しい場合は
様々なリスクなどを考慮した上でインプラント治療は難しいと判断した場合であっても、歯を補う治療は何かしら必要です。ブリッジにするのか入れ歯にするのか、それぞれの特徴を理解した上で治療方法を決めていきましょう。
まとめ
今回は、インプラント治療の年齢制限についてご紹介しました。高齢の方がインプラント治療を検討する際は、様々なリスクも考慮した上で、それでもインプラントを選択するのか、入れ歯やブリッジにするのか、歯科医師とよく相談しましょう。当院では患者様のお口の中の状況に合わせた治療方法をご提案いたしますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。
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