口腔ケア
2016/02/01
こんにちは、衛生士の齋藤です
今日は、介護などで使われる口腔ケアの道具について簡単にお話ししたいと思います。
高齢になりますと口腔機能も低下してしまい、口の中にはご飯の食べ残しや痰などがうまく飲み込めず
残ってしまうことが多いと思います。
そういう時、今まで使っていた普通の大きさのブラシなどを使用すると取るのに時間がかかっていまい、
お爺さんお婆さんが「もういいよ。お口を開けているのに疲れてしまったから…」や
介護者の方も疲れてしまい「もういいか」と思ってしまい、双方共に口腔ケアが遠のいてしまいます。
そうなるとお口の中には食べ残しやお薬の粉などが残ったままになってしまい、不快感、口臭、虫歯や歯周病の原因になり
せっかく残っていた歯を抜く原因の一つとなってしまいます。
そういったお口の中のケアの一つとして使うのが、
モアブラシとくるリーナブラシです。
この二つどちらも粘膜や舌などに使うものですが、
くるリーナブラシは「口内に残った食べかす・痰を清掃するための専用ブラシ」
モアブラシは「過敏で出血しやすい口腔粘膜の清掃」
です。
とくに、くるリーナブラシは比較的口腔内に歯が残っている人に、モアブラシは残っている歯が少ない方、敏感な方に使用します。
二つとも、口内に入れマッサージをするように粘膜を伸ばすようなイメージでくるくると動かしていきます。
くるリーナのブラシは痛そうに見えて以外と柔らかい素材でできていますので、粘膜を傷つけることなく口内に残ったものや痰を絡め取っていきます。
モアブラシは柔らかい毛が密集しているので、痛めることなく気持ち良く食べ物や痰を絡め取ってくれます。
使用後は流水で綺麗に洗い、風通しのいいところに置いて乾燥させてください。モアブラシの方はくるりと丸まっている毛先は伸ばして中を乾燥させるといいと思います。再度使用するときにくるりと丸めて使用してみてください。
興味のある方はスタッフに聞いてみてください( ´ ▽ ` )ノ