ホワイトニングの歴史
2022/10/07
「ホワイトニング」という言葉が初めて出てきたのは、100年以上も前のアメリカの雑誌だと言われています。
その頃は、次亜塩素酸ナトリウムや、さらし粉などで白くする方法が主流で、その後、シュウ酸を使用して歯の表面を溶かして白くしていたそうです。
現在のホワイトニングの元となる過酸化水素を使用したホワイトニングは、1900年代に誕生しました。
ホワイトニング材の主成分である過酸化水素や過酸化尿素は、元々口腔内の細菌を消毒するために使われていたそうですが、1960年代後半に、アメリカの矯正歯科医の方が歯肉炎の治療の為に、マウスピースの内側に過酸化水素を入れて装着したところ、歯が白くなったことに気付いたというのがホームホワイトニング誕生のきっかけといわれています。
また、別のアメリカの歯科医師の方が、自分の歯を消毒しようと、歯に過酸化水素を塗布して、そのままプールサイドで日光浴をしていたところ、自分の歯が白くなっているということに気付いたのがオフィスホワイトニング誕生のきっかけと言われています。
初期のホワイトニング材は、液体であったため、すぐに乾いてしまうという欠点がありましたが、あるアメリカの歯科医師の方が、生まれつきの歯の色が原因で、学校でいじめにあっている娘を想い、何とか解決したいと、ホワイトニング材に増粘剤を加えてみたところ、ホワイトニング材を長時間歯面で作用させることができるようになり、これをきっかけにホワイトニング材が商品化されたそうです。
いかがでしたか?
現在のホワイトニングが誕生するまでには、様々な歴史があったのですね。
歯の色や黄ばみでお悩みの方は是非一度お気軽にご相談ください!
クリーニングとホワイトニングの違い
2022/10/03
歯のクリーニングとホワイトニング何が違うのだろう…
クリーニングしたら歯は白くならないの?そんな疑問を抱いたことがある方も多いのではないでしょうか?
今回は2つの違いについてお話したいと思います!
①クリーニング
クリーニングとは虫歯や歯周病等の原因となる、歯の表面の歯石や歯垢を取り除く作業のことです。超音波スケーラーという振動で汚れを落とす機械や、ハンドスケーラーという手用器具を使って、歯科医師や歯科衛生士によって行われます。後者では、部位や患者様のお痛みの程度によっては麻酔を必要とする場合もあります。 また、部分的で簡単なクリーニングであれば1日で終わることが可能ですが、通常は数回に分けて行う場合が多いです。歯の表面がひどく汚れている場合には、この作業をするだけで十分に歯が白くなりますが、あくまでも歯の表面についている汚れのみを取り除く処置なので、もともとの歯の色が変色している場合には、クリーニングのみで白くなることはありません。
②ホワイトニング
歯そのものの色を白くすることを「ホワイトニング」といいます。また、同じ意味で「漂白」とも「ブリーチング」とも呼ばれています。ホワイトニングには、自宅で行うものと歯科医院で行うものがあります。どちらの場合も保険の適用にはなっていませんので、自費の治療になります。歯のホワイトニングは、消毒薬と同じ成分である過酸化水素を使って、歯に染み込んだ有機性の着色成分を分解して漂白するというのが基本的なメカニズムです。ホワイトニングによって歯が痛むということもありません。
いかがでしたでしょうか?
クリーニングとホワイトニング、目的が全く異なることがお分かりいただけた
かと思います。
クリーニングは定期的に歯科医院で行っていただくことをオススメ致します!
また、歯の黄ばみや着色でお悩みの方はお気軽にご相談ください!