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歯の色の基準、シェードガイドとは

ホワイトニングでは歯を白くしますが、この「白さ」には基準があるのをご存知でしょうか?今回は、ホワイトニングで用いられるシェードガイドと、理想的な歯の色調についてお話ししていきます。

 

シェードガイドとは

歯科治療ではホワイトニングのほか、詰め物や被せ物を作る際にも歯の色調(シェード)を考慮します。このときに用いられるのが、歯の色味や明るさを一覧にしてあるシェードガイドです。例えば、歯の被せ物をつくるときに隣接する歯との色の差が大きく出ないよう、シェードガイドの色見本と患者様の歯の色味を比較しながら被せ物の色を決めていきます。

 

 

シェードガイドにおける色の分類と順番

シェードガイドにおける歯の色調は4つのアルファベットで分類されています。赤系がA,黄色系がB,グレー系がC,ブラウン系がDです。さらにこのアルファベットの後ろに数字が表記されており、この数字が小さくなるほど色が明るくなります。AからDまでの全ての色を明るい順に並べると、次のようになります。

 

明るい←←←                                                →→→暗い

B1,A1,B2,D2,A2、C1、C2、D4,A3,D3,B3,A3.5,B4,.C3,A4,C4

 

当院で導入しておりますホワイトエッセンスでは、業界で達成が難しいとされているブリーチシェード040を唯一保証しているコースがあります。040は、B1よりも明るい色調です。

 

ホワイトニングにおける理想的な歯の色調とは

日本人の平均的な歯の色調はA3もしくはA3.5といわれています。上記の順番でみると、意外とくらいほうであることがわかります。したがって、ホワイトニング治療で目指す理想的な色調は、A2もしくはA1をおすすめしています。A2では自然な明るさ、A1では「歯が白くなった」と誰もが感じる程度の明るさになります。逆にこれ以上明るくしてしまうとかえって不自然に見えてしまうこともあるので気をつけましょう。

 

1回のホワイトニングでどのくらい明るくなる?

A3からA1を目指すとなると、8段階明るさを上げるイメージになるため、強めにホワイトニングをしなければいけないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、強すぎるホワイトニングは適度な明るさを通り越し、不自然な白さになってしまう場合があります。したがって、一気に色調を変えるのではなく、1回あたり2段階〜4段階程度明るさを上げられるように施術をするとよいでしょう。

 

まとめ

このように、ホワイトニングには基準となる歯の色調があり、それに沿って治療を進めていきます。理想的な白さの参考にしてみてください。

ホワイトニング治療にご興味のある方は、お気軽に当院までご相談ください。

意外と知らないホワイトニングの歴史

近頃ではすっかり身近になったホワイトニングですが、その始まりは意外に古く、100年以上前にまでさかのぼります。今回は、意外と知らないホワイトニングの歴史についてご紹介します。

 

「歯を白くすること」の始まり

ホワイトニングというワードが初めてアメリカの歯科雑誌に掲載されたのは、1844年のことでした。当時でいうホワイトニングは、ミョウバンで歯の着色を落とし、歯を白くするという方法でした。その後、次亜塩素酸ナトリウムやシュウ酸などが試されてきましたが、現在と同じ過酸化水素を使用したホワイトニング方法が登場したのは、初めて雑誌に掲載されてから5年後の1889年のことです。その後、1918年に日光浴をしていた歯科医師により、過酸化水素に光を当てることによって歯を白くする方法が発見されました。これがオフィスホワイトニングの始まりです。

 

ホワイトニングの普及と発展

時は流れ1968年、過酸化尿素を用いたホームホワイトニングの原形ともいえるものが誕生しました。実用化に至ったのは少し先の1989年ごろで、歯肉炎の治療に使用する過酸化尿素が歯を白くする作用をもつことを偶然発見したことがきっかけです。短期間で歯を白くするための様々な研究が繰り返され、世界初のホームホワイトニング剤「White&Brite」が、1991年にオフィスホワイトニング剤「Hi-Lite」が発売されました。現在では、世界で100種類以上ものホワイトニング剤が発売されています。

 

日本におけるホワイトニングの普及

日本においては、1998年にオフィスホワイトニング剤が初めて厚生労働省に認可されました。もともと日本には「お歯黒」の文化があったこともあり、すぐにはホワイトニングは広まりませんでしたが、1990年代の終わりに美白ブームが到来したことや、「芸能人は歯が命」のキャッチフレーズで有名なCMが放映された影響もあり、次第に人々に認知されるようになります。その後、歯科医院での施術だけでなくホワイトニングを専門とした店舗が登場するようになり、ホワイトニングは人々にとって身近なものとなりました。

 

 

今回は、ホワイトニングの歴史についてご紹介しました。

最近では脱マスクに向けて歯の色を白くしたい、というご依頼も増えてきています。

当院ではより効果的に白い歯を目指せるホワイトエッセンスを導入しておりますので、ホワイトニングをご希望の方はお気軽にご相談ください。

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