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失活歯が変色する理由と対処方法

今回は、歯の神経が失活してしまった歯が変色する理由と対処方法についてご紹介します。歯の神経がダメージを受けて失活すると、徐々に歯が暗い色味に変色していくことがあります。

 

歯の構造はどのようになっている?

歯は、表層のエナメル質と、その下にある象牙質、さらに神経や血管が収められている歯髄から成っています。歯髄は、象牙細管を通して象牙質に栄養を送り込む、外からの刺激を痛みとして伝えるなどの重要な役割を担っています。

 

歯の神経が失活すると歯が変色する理由

歯の神経が生きている歯を「生活歯」、神経が死んでいる歯を「失活歯」といいます。歯の神経をとる治療をして歯髄がなくなったり、むし歯や外傷によって歯髄としての機能が失われてしまうと、歯髄が本来持つ機能を果たせなくなるのです。歯髄が機能を失うと、次第に黄ばんだり黒ずんだりしてもとの歯の色から変色してしまいます。これは、歯髄の中の血管や、象牙質の中の象牙細管の中のタンパク質が変性することで起こります。

 

変色した歯の対処方法

失活歯の変色への対処方法として、「ウォーキングブリーチ」という方法があります。これは、歯髄があった部分に漂白剤を入れて浸透させ、歯を内側から白くしていく方法です。2~3回ほど薬剤の交換を繰り返すことで、歯を漂白していきます。ただし、薬剤によるリスクや後戻りの可能性もあるため、しっかり概要を理解した上で治療を進めていくことをおすすめします。ウォーキングブリーチとあわせてオフィスホワイトニングやホームホワイトニングを併用する方法もあります。

 

まとめ

今回は、歯の神経が失活してしまった歯が変色する理由と対処方法についてご紹介しました。歯髄の機能を失った失活歯は徐々に変色していきますが、ウォーキングブリーチやホワイトニングの処置で対処できることもあります。失活歯の変色にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

 

当院は、多数の症例実績を誇るホワイトエッセンス加盟医院です。ホワイトニングのご予約、お問合せはお電話で承っております。

インプラントオーバーデンチャーが向いているのはどんな人?

今回は、インプラントオーバーデンチャーとは何か、そしてどのような人に向いているのかについてご紹介します。歯を失った場合の治療方法には入れ歯という選択肢もありますが、入れ歯をお使いの方の中には「噛めない」「ずれやすい」などのお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。それらを解決できる手段に「インプラントオーバーデンチャー」があります。

 

インプラントオーバーデンチャーとは

インプラントオーバーデンチャーとは、残っている歯や2~4本程度のインプラントを支えにして入れ歯を固定する治療方法のことです。入れ歯は粘膜で支えられているイメージですが、インプラントオーバーデンチャーは歯やインプラントが支えになるため、通常の入れ歯よりも安定性に優れていることが大きな特徴です。部分入れ歯にも総入れ歯にも応用することができます。

 

インプラントオーバーデンチャーが向いている人とは?

インプラントオーバーデンチャーは、全ての患者様におすすめできる治療方法ではないものの、次のような方には向いているといえるでしょう。

 

・残っている歯が少なく、全てをインプラントにすることに抵抗のある方

残っている歯が少ない、もしくは無い場合にインプラントを検討するとなると、相当な本数が必要になります。もちろん全ての歯を1本ずつインプラントにすることは可能ですが、体力も費用も患者様にとって大きな負担になってしまうことは事実です。インプラントオーバーデンチャーであれば、インプラントの治療本数はおおよそ2~4本であるため、それほど大きな負担にはなりません。大がかりな手術に抵抗がある方にもおすすめです。

 

・通常の入れ歯では不便を感じる方

入れ歯は歯ぐきの粘膜で支えられているため、食事や会話をしたときにずれてしまうことや、噛んだ時に痛みを感じる方も少なくありません。インプラントオーバーデンチャーであれば、入れ歯をインプラントや残っている歯で固定するため、通常の入れ歯よりは安定性が増します。

 

・インプラントの手術に耐えられるほどには体力に自信のない方

インプラントの治療は、それが1本であっても外科手術が必要です。インプラント治療に年齢制限はありませんが、ご高齢の方の中には体力面での不安から治療を躊躇なさる方もいらっしゃいます。インプラントオーバーデンチャーであれば治療本数も比較的少なく、体力的なご負担も軽くすることができます。

 

まとめ

今回はインプラントオーバーデンチャーが向いている人についてご紹介しました。どの治療方法が適しているかは、担当医とよく相談して決めていくことが大切です。

当院では、知識と経験の豊富な歯科医師やスタッフが治療を担当いたしますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。

歯ぐきをピンク色にする「歯ぐきのホワイトニング」とは

今回は、歯ぐきのホワイトニングについてご紹介します。ホワイトニングの処置で歯を白くするのと同じように、黒ずんでしまった歯ぐきを健康なピンク色にする処置が「歯ぐきのホワイトニング」です。

 

なぜ歯ぐきが変色するの?

歯ぐきが黒っぽく変色する原因には様々なものがありますが、一番はメラニン色素の生成と色素沈着によるものです。メラニン色素は歯ぐきを紫外線から守るためのものですが、歯ぐきに刺激が加わることにより生成されます。例えば、

 

・強すぎる歯磨きによる刺激

・煙草による刺激

 

などです。これらの刺激により生成されたメラニン色素が色素沈着を起こし、歯ぐきが変色します。

 

変色した歯ぐきを改善する方法

変色した歯ぐきは、歯ぐきのホワイトニングで改善できる場合があります。歯ぐきのホワイトニングでは、メラニン色素を除去する専用の薬剤を歯ぐきに塗布して色素沈着を改善します。薬剤を塗った直後は歯ぐきが白くなりますが、1〜2週間ほどでかさぶたのように自然に剥がれます。多くの場合、2週間おきに2〜3回の施術を受けていただくことで、歯ぐきの色に改善が見られます(効果の感じ方には個人差があります)。

 

歯ぐきのホワイトニングをするメリット

歯が白く美しくても、歯ぐきが黒っぽく見えると清潔感が損なわれてしまいます。健康的なピンク色の歯ぐきにすることで、歯の白さをより引き立たせ、口元の印象がぐっと良くなります。また、ホワイトニングで使用する薬剤は専用のものなので痛みも比較的少なく、エステ感覚で施術を受けていただくことができます(痛みの感じ方には個人差があります)。

 

施術後の注意点

施術後は、辛い食べ物など刺激の強いものは避け、歯を磨くときにもブラシの毛先が強く当たらないように気をつけましょう。また、かさぶたは1〜2週間程度で自然に剥がれます。それまでの間に無理に剥がしたりしないようにしてください。

 

歯ぐきのホワイトニングでは対応できないケース

以下のようなことが原因で歯ぐきが変色している場合には、歯ぐきホワイトニングでの対応はできません。変色の原因となっている疾患を根本的に改善することが必要です。

 

・歯周病による歯ぐきの変色

・被せ物に使用されている金属による変色

・先天的に歯ぐきが黒っぽい場合

 

まとめ

今回は、歯ぐきのホワイトニングについてご紹介しました。健康的な色の歯ぐきを手に入れ、口元の印象をより良くしましょう。ご予約、お問合せはお電話で承っております。

骨再生治療後の過ごし方

インプラントを埋め込む顎の骨の厚みや量が足りない場合、骨の再生や移植を行う治療が別途必要になります。前回までのブログでお話ししたサイナスリフト、ソケットリフト、GBR法などがありますが、これらの治療後の過ごし方についてご紹介します。

 

手術後24時間の過ごし方

手術後は歯科医院でしっかりと止血を行いますが、患部はデリケートな状態にあります。そのため、傷への刺激になるような強いうがいを頻繁に行うことはしないようにしましょう。また麻酔は術後数時間できれますが、麻酔の痺れから舌や頬を噛んでしまうおそれがあるため、その間食事は控えるようにしましょう。痛みに弱い方は、麻酔がきれる少し前に痛み止めを飲んでおくと痛みが軽減できます。寝るときの姿勢で患部を圧迫してしまうと、血行が阻害されて治りに影響が出てしまいます。うつぶせ寝は避けましょう。

 

術後2,3日の過ごし方

術後2,3日は血がにじむこともありますが、少量であれば特に問題はありません。また、傷口に刺激を与えないような食事をすることが大切です。スープやおかゆなど柔らかくて食べやすいものから始めて、固いものや刺激物(辛いもの)、アルコールなどは控えるようにしてください。運動などの激しい呼吸を伴うことも、上顎洞に負担がかかるため控えます。同様の理由で、くしゃみなどもできるだけそっとするようにしましょう。

 

術後の歯磨き

傷口を歯ブラシでゴシゴシ磨いてしまうと、傷口が開くおそれがあります。指や舌で触ることも極力避けましょう。傷口に触れるのが怖いからといって歯磨きそのものをやめてしまうと、お口の中の細菌が繁殖して傷口の治りに影響が出るおそれがあります。患部以外の部分に関しては、手術当日からいつもと同じように磨いていただいて構いません。デンタルフロスや歯間ブラシなども使って、効率よくプラークを除去しましょう。

 

まとめ

今回は骨再生治療後の過ごし方についてご紹介しました。術後は安静を第一に過ごしながらもお口の中を清潔に保ち、患部がなるべく早く治癒するように努めましょう。

当院では、知識と経験の豊富な歯科医師やスタッフが治療を担当いたしますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。

歯の黄ばみを防ぐためにできること

今回は、歯の黄ばみをできるだけ防ぐためにできることについてご紹介します。歯の黄ばみには様々な原因がありますが、原因にあわせて適切なケアや処置を行うことで、ご自身の歯に自信がもてるようになります。

 

ステインを付着させない工夫をする

一般的な黄ばみは「ステイン」が原因であることがほとんどです。コーヒーや赤ワイン、カレーなどの色の濃いものを食べたり飲んだりした場合には、なるべく早めに歯を磨くように心がけましょう。すぐに歯が磨けないときは、水で口を軽くゆすぐだけでも問題ありません。お水もない、というときはガムを噛んで唾液の自浄作用に期待しましょう。

 

ホワイトニング用の歯磨き粉を使う

歯の黄ばみを防ぐためには、ホワイトニング用の歯磨き粉を使うことも効果的です。ホワイトニング用の歯磨き粉の多くには研磨剤が含まれているため、研磨剤により歯のエナメル質を傷つけてしまう可能性もあります。研磨剤を含む歯磨き粉の使用は週1回程度に抑え、使い過ぎには注意しましょう。

 

正しく歯磨きをする

歯磨き粉をつけて歯を磨くと、発泡剤の効果で歯磨き粉が泡立ち、「なんとなく磨けたつもり」になってしまうことも少なくありません。まずは歯磨き粉をつけない状態で歯磨きをしてから、歯磨き粉をつけて仕上げ磨きをするとよいでしょう。歯の表面の汚れをしっかり落とすには、歯ブラシの毛先を歯の表面に直角に当て、強すぎない力で歯ブラシを小刻みに動かして磨きます。動かす幅は5mm程度が目安です。

 

歯科医院でのケアを受ける

セルフケアでは落とし切れない黄ばみは、歯科医院での専門的なクリーニングで対処することもおすすめです。当院には、独自の技術である「ウルトラファインバブル」と超音波スケーラーの相乗効果で、汚れやバイオフィルムを浮き上がらせて分解することができるクリーニングメニューがあります。歯を傷めることなく短時間でクリーニングができるため、おすすめです。

 

まとめ

今回は、歯の黄ばみをできるだけ防ぐためにできることについてご紹介しました。

ホワイトエッセンスでは、患者様お一人おひとりの歯の質やご希望に合わせた最適なホワイトニングをご提案いたします。ホワイトニングやクリーニングのご予約、お問合せはお電話で承っております。

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