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インプラントオーバーデンチャーの種類 ~ボールアタッチメント~

今回は、インプラントオーバーデンチャーの一つであるボールアタッチメントについてご紹介します。インプラントオーバーデンチャーとは、残っている歯や2~4本程度のインプラントを支えにして入れ歯を固定する治療方法のことです。歯やインプラントが支えになるため通常の入れ歯よりも安定性に優れていることが大きな特徴で、部分入れ歯にも総入れ歯にも応用することができます。

 

インプラントオーバーデンチャーの種類

インプラントオーバーデンチャーは、固定方法の違いにより大きく分けて3つに分類されます。インプラント体の埋入本数と固定の方法が異なりますが、機能性には大きな違いはありません。今回は3つの種類のうちの一つ、ボールアタッチメント(ボールタイプ)をご紹介します。

 

ボールアタッチメントとは

インプラントの先端部分が丸いボール状になっているタイプです。入れ歯側に特殊な金具をつけることで、磁石の力でインプラントと入れ歯を連結して固定します。主に下顎のインプラントオーバーデンチャーで用いられます。

 

ボールアタッチメントのメリット

磁石でしっかりと固定されるため、インプラントオーバーデンチャーの中で比較的安定感がよいと言われています。ボールアタッチメントタイプの場合、埋入するインプラントが2本で済むため、身体の負担も経済的な負担も少なく済むのが大きなメリットです。また、入れ歯部分はご自身で取り外すことができるので、セルフケアもしやすく入れ歯部分もインプラント部分も清潔に保つことができます。入れ歯を支える粘膜や顎の骨にも負担がかかりにくいことも特徴です。

 

ボールアタッチメントのデメリット

磁石を使用しているため、磁気アレルギーのある方はご使用いただけません。また、MRIなどの検査に影響が出る可能性があります。磁石自体がインプラント体に埋め込まれている構造をしているため、磁石を撤去したい場合には歯科医院での処置が必要になります。

 

まとめ

今回は、ボールアタッチメントの特徴やメリット、デメリットについてご紹介しました。ただし、ボールアタッチメントはデメリットも多いため、現在はロケーターアタッチメントを使用しています。次回はロケーターアタッチメントについてご紹介します。

当院では、知識と経験の豊富な歯科医師やスタッフが治療を担当いたしますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。

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