骨再生治療後の過ごし方
2023/07/07
インプラントを埋め込む顎の骨の厚みや量が足りない場合、骨の再生や移植を行う治療が別途必要になります。前回までのブログでお話ししたサイナスリフト、ソケットリフト、GBR法などがありますが、これらの治療後の過ごし方についてご紹介します。
手術後24時間の過ごし方
手術後は歯科医院でしっかりと止血を行いますが、患部はデリケートな状態にあります。そのため、傷への刺激になるような強いうがいを頻繁に行うことはしないようにしましょう。また麻酔は術後数時間できれますが、麻酔の痺れから舌や頬を噛んでしまうおそれがあるため、その間食事は控えるようにしましょう。痛みに弱い方は、麻酔がきれる少し前に痛み止めを飲んでおくと痛みが軽減できます。寝るときの姿勢で患部を圧迫してしまうと、血行が阻害されて治りに影響が出てしまいます。うつぶせ寝は避けましょう。
術後2,3日の過ごし方
術後2,3日は血がにじむこともありますが、少量であれば特に問題はありません。また、傷口に刺激を与えないような食事をすることが大切です。スープやおかゆなど柔らかくて食べやすいものから始めて、固いものや刺激物(辛いもの)、アルコールなどは控えるようにしてください。運動などの激しい呼吸を伴うことも、上顎洞に負担がかかるため控えます。同様の理由で、くしゃみなどもできるだけそっとするようにしましょう。
術後の歯磨き
傷口を歯ブラシでゴシゴシ磨いてしまうと、傷口が開くおそれがあります。指や舌で触ることも極力避けましょう。傷口に触れるのが怖いからといって歯磨きそのものをやめてしまうと、お口の中の細菌が繁殖して傷口の治りに影響が出るおそれがあります。患部以外の部分に関しては、手術当日からいつもと同じように磨いていただいて構いません。デンタルフロスや歯間ブラシなども使って、効率よくプラークを除去しましょう。
まとめ
今回は骨再生治療後の過ごし方についてご紹介しました。術後は安静を第一に過ごしながらもお口の中を清潔に保ち、患部がなるべく早く治癒するように努めましょう。
当院では、知識と経験の豊富な歯科医師やスタッフが治療を担当いたしますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。
Category - インプラント