インプラントは何歳からできる?
2023/12/29
今回は、インプラント治療の年齢制限についてご紹介します。
インプラントというと中高年以上の方が行う治療のイメージがあるかもしれませんが、お子さまや若年層の方でも何らかの理由で歯を補う治療が必要になることがあります。
歯を補う治療が必要になるのはどのようなとき?
成人の方が歯を失う原因として最も多いのは歯周病で、それに次いでむし歯、破折が挙げられます。お子さまや若年層の方が歯周病で歯を失うことはほとんどありませんが、転倒や事故などの外傷による破折、永久歯の先天性欠如などにより歯を補う治療が必要になることもあるのです。
インプラントは何歳から?
結論から言うと、インプラントの治療ができるのは基本的に18歳以上の方になります。インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上から人工歯を被せる治療方法ですが、18歳以下の方の顎の骨はまだ成長途中にあるため、インプラントがしかるべき場所に固定されません。インプラントの位置がずれてしまうと、周りの健康な歯にも影響が及ぶリスクが生じてしまいます。仮に18歳以上の方であっても、身長がまだ伸びている場合は顎の骨も成長途中にある可能性があるため、インプラントの治療を進められるかは慎重に判断する必要があります。
インプラントの治療ができない場合の代替案
まだインプラントの治療ができる年齢に達していないお子さまについては、子ども用の入れ歯を作製することで歯を補います。部分入れ歯は歯1本分から作ることができるため、歯を補いたい部分だけに入れ歯を入れられます。入れ歯に抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、インプラントができる状態になるまで歯がない箇所をそのまま放置しておくと、周りの歯が動いて歯並びや噛み合わせに影響が出る可能性があります。しっかり噛んで食事をするためにも、歯を補う治療は怠らないようにしましょう。
まとめ
今回は、インプラント治療の年齢制限についてご紹介しました。歯を補う治療が必要な場合でも、成長段階にあるお子さまについてはインプラントの治療を行うことができません。他の治療の選択肢を考慮しながら、歯科医師とよく相談しましょう。当院では患者様のお口の中の状況に合わせた治療方法をご提案いたしますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。