ダイレクトボンディングが変色する原因
2024/07/08
今回は、ダイレクトボンディングが変色する原因についてご紹介します。ダイレクトボンディングは歯の形態を修復して隙間を埋めたり、むし歯により失われた歯質を修復する方法です。当院ではハイブリッド樹脂を用いてダイレクトボンディングを行っているため、保険適用の歯科用プラスチックのみで治療をした場合に比べると見た目の仕上がりや耐久性に優れています。とはいえ、時間の経過とともに色が変わってきてしまう可能性はありますが、それはどのような原因によるものなのでしょうか。
ダイレクトボンディングにおける変色のしやすさ
歯科用プラスチックは吸水性があるため、日常生活の中の飲食が原因で着色しやすくなります。当院でのダイレクトボンディングで使用しているハイブリッド樹脂はセラミックに歯科用プラスチックを混ぜた素材であるため、歯科用プラスチック単体で治療を行った場合に比べると劣化や変色はしにくくなります。
ダイレクトボンディングが変色する原因
劣化や変色がしにくいとはいえ、必ずしも治療直後の美しい状態をいつまでも維持できるとは限りません。以下のような原因で、変色することはあります。
・色の濃い食べ物や飲み物による着色
ハイブリッド樹脂は変色しにくいとはいえ、色の濃い食べ物や飲み物を頻繁に摂取していると着色の原因となる可能性は高くなります。コーヒーやワインなどの色の濃い飲み物や、ソースやケチャップのように色が濃い調味料を使った食べ物は特に着色しやすいため注意が必要です。これらの食べ物や飲み物を摂取したあとは、できるだけお口の中に残らないように水で口をゆすぐか歯磨きをするように心がけるとよいでしょう。
・経年劣化
お口の中で毎日使われている以上、時間の経過とともに劣化していくことは避けられません。お口の中は数えきれないほどの細菌が棲みついており、常に細菌やプラークなどの汚れに晒されていることになります。唾液がもつ自浄作用や毎日のセルフケアによってある程度は清潔に保たれますが、目に見えないレベルで徐々に細菌や汚れが蓄積していくと、治療箇所の色合いや艶に変化が現れることがあります。できるだけ汚れが蓄積しないよう、定期的に歯科医院でのクリーニングを受けることが大切です。
まとめ
今回は、ダイレクトボンディングが変色する原因についてご紹介しました。毎日のセルフケアと定期的な歯科医院でのメンテナンスで、ダイレクトボンディングを良い状態に保ちましょう。当院では患者様のお口の中の状況に合わせた治療方法をご提案いたしますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。
Category - ダイレクトボンディング