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インプラント治療に欠かせない歯科用CT

今回は、インプラント治療に欠かせない歯科用CTについてご紹介します。

インプラント治療は、顎の骨の中にインプラント体(人工歯根)を埋入し、その上から上部構造(人工歯)を被せる手術です。そのため、外から見ただけの情報や二次元のレントゲン写真だけでは手術に必要な情報が十分に得られません。そこで重要となるのが、歯科用CTで得られる三次元情報です。

 

歯科用CTとは

CTとは、コンピューター断層撮影(Computed Tomography)の略称です。放射線などを利用して物体の断面像を三次元的に描写する検査で、歯科領域に特化したものを歯科用CTといいます。CTと聞いてよくイメージされるのは横たわって撮影する医科用CTかもしれませんが、歯科用CTは座位で10~20秒ほどの撮影で必要な情報が全て得られます。

 

歯科用CTの被ばく量

歯科で撮影するレントゲンや歯科用CTの被ばく量は、パノラマエックス線で0.03mSv、口内法エックス線(デンタル)で0.01mSv、歯科用CTで0.1mSvです。一般的な年間線量限度として定められている1mSvと比較してもこの数値は非常に少なく、安心して検査をお受けいただけます。レントゲンや歯科用CT撮影による僅かな被ばく量よりも、治療を成功に導くための情報を得られることのメリットのほうが遥かに上回るのです。

 

歯科用CTから得られる情報とは

歯科用CTでは歯や骨の三次元的な状態を撮影するため、二次元的なレントゲンでは分からない上顎洞の位置関係、骨の厚みや奥行き、神経の位置を細部まで確認することができます。インプラントの手術では、神経損傷、上顎洞炎、上顎洞内異物迷入、異常出血などのリスクがありますが、CT撮影で得た情報もとに精密な手術計画を立てることで、これらをできるだけ防ぎます。

 

歯科用CTは最先端の医療機器であるため、導入している歯科医院はまだ2割程度といわれています。みなさまに安全で精確な治療をお受けいただくために、当院では歯科用CTをいち早く導入しております。インプラント治療にご興味のある方は、お気軽に当院までご相談ください。

歯の色の基準、シェードガイドとは

ホワイトニングでは歯を白くしますが、この「白さ」には基準があるのをご存知でしょうか?今回は、ホワイトニングで用いられるシェードガイドと、理想的な歯の色調についてお話ししていきます。

 

シェードガイドとは

歯科治療ではホワイトニングのほか、詰め物や被せ物を作る際にも歯の色調(シェード)を考慮します。このときに用いられるのが、歯の色味や明るさを一覧にしてあるシェードガイドです。例えば、歯の被せ物をつくるときに隣接する歯との色の差が大きく出ないよう、シェードガイドの色見本と患者様の歯の色味を比較しながら被せ物の色を決めていきます。

 

 

シェードガイドにおける色の分類と順番

シェードガイドにおける歯の色調は4つのアルファベットで分類されています。赤系がA,黄色系がB,グレー系がC,ブラウン系がDです。さらにこのアルファベットの後ろに数字が表記されており、この数字が小さくなるほど色が明るくなります。AからDまでの全ての色を明るい順に並べると、次のようになります。

 

明るい←←←                                                →→→暗い

B1,A1,B2,D2,A2、C1、C2、D4,A3,D3,B3,A3.5,B4,.C3,A4,C4

 

当院で導入しておりますホワイトエッセンスでは、業界で達成が難しいとされているブリーチシェード040を唯一保証しているコースがあります。040は、B1よりも明るい色調です。

 

ホワイトニングにおける理想的な歯の色調とは

日本人の平均的な歯の色調はA3もしくはA3.5といわれています。上記の順番でみると、意外とくらいほうであることがわかります。したがって、ホワイトニング治療で目指す理想的な色調は、A2もしくはA1をおすすめしています。A2では自然な明るさ、A1では「歯が白くなった」と誰もが感じる程度の明るさになります。逆にこれ以上明るくしてしまうとかえって不自然に見えてしまうこともあるので気をつけましょう。

 

1回のホワイトニングでどのくらい明るくなる?

A3からA1を目指すとなると、8段階明るさを上げるイメージになるため、強めにホワイトニングをしなければいけないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、強すぎるホワイトニングは適度な明るさを通り越し、不自然な白さになってしまう場合があります。したがって、一気に色調を変えるのではなく、1回あたり2段階〜4段階程度明るさを上げられるように施術をするとよいでしょう。

 

まとめ

このように、ホワイトニングには基準となる歯の色調があり、それに沿って治療を進めていきます。理想的な白さの参考にしてみてください。

ホワイトニング治療にご興味のある方は、お気軽に当院までご相談ください。

意外と知らないホワイトニングの歴史

近頃ではすっかり身近になったホワイトニングですが、その始まりは意外に古く、100年以上前にまでさかのぼります。今回は、意外と知らないホワイトニングの歴史についてご紹介します。

 

「歯を白くすること」の始まり

ホワイトニングというワードが初めてアメリカの歯科雑誌に掲載されたのは、1844年のことでした。当時でいうホワイトニングは、ミョウバンで歯の着色を落とし、歯を白くするという方法でした。その後、次亜塩素酸ナトリウムやシュウ酸などが試されてきましたが、現在と同じ過酸化水素を使用したホワイトニング方法が登場したのは、初めて雑誌に掲載されてから5年後の1889年のことです。その後、1918年に日光浴をしていた歯科医師により、過酸化水素に光を当てることによって歯を白くする方法が発見されました。これがオフィスホワイトニングの始まりです。

 

ホワイトニングの普及と発展

時は流れ1968年、過酸化尿素を用いたホームホワイトニングの原形ともいえるものが誕生しました。実用化に至ったのは少し先の1989年ごろで、歯肉炎の治療に使用する過酸化尿素が歯を白くする作用をもつことを偶然発見したことがきっかけです。短期間で歯を白くするための様々な研究が繰り返され、世界初のホームホワイトニング剤「White&Brite」が、1991年にオフィスホワイトニング剤「Hi-Lite」が発売されました。現在では、世界で100種類以上ものホワイトニング剤が発売されています。

 

日本におけるホワイトニングの普及

日本においては、1998年にオフィスホワイトニング剤が初めて厚生労働省に認可されました。もともと日本には「お歯黒」の文化があったこともあり、すぐにはホワイトニングは広まりませんでしたが、1990年代の終わりに美白ブームが到来したことや、「芸能人は歯が命」のキャッチフレーズで有名なCMが放映された影響もあり、次第に人々に認知されるようになります。その後、歯科医院での施術だけでなくホワイトニングを専門とした店舗が登場するようになり、ホワイトニングは人々にとって身近なものとなりました。

 

 

今回は、ホワイトニングの歴史についてご紹介しました。

最近では脱マスクに向けて歯の色を白くしたい、というご依頼も増えてきています。

当院ではより効果的に白い歯を目指せるホワイトエッセンスを導入しておりますので、ホワイトニングをご希望の方はお気軽にご相談ください。

治療後に気をつけたいインプラント周囲炎

今回は、インプラント治療後に気をつけたいインプラント周囲炎についてご紹介します。

インプラントは一度入れたらそれで終わり、ではありません。毎日のご自身でのセルフケアや、歯科医院での定期的なメンテナンスを怠ると、最悪の場合インプラントが抜け落ちてしまうことにもなりかねません。

 

インプラント周囲炎とは

インプラント周囲炎とは、インプラントまわりの組織が歯周病のような状態になってしまうことを指します。インプラントは天然歯よりも炎症に対する抵抗力が弱いため、細菌に感染すると一気に骨吸収が進行してしまうのです。骨吸収が進むとインプラントを支える骨が破壊されるため、支えを失ったインプラントは抜け落ちてしまいます。自覚症状が出にくいため、気が付かないうちに重症化してしまうケースも多いため、メンテナンスによる予防が非常に重要となります。

 

インプラント周囲炎の原因

インプラント周囲炎は歯周病原菌の繁殖によって生じます。プラーク(歯垢)がインプラントに付着したまま放置されると、そこから細菌が繁殖して歯ぐきや歯を支える骨に影響を与えるのです。また、これだけでなく、糖尿病や貧血などの全身疾患や喫煙などの生活習慣も、インプラント周囲炎を引き起こす原因となる可能性があります。

 

インプラント周囲炎の予防法3つ

・毎日の丁寧なセルフケア

日々の丁寧な歯磨きこそが、インプラント周囲炎の予防への第一歩です。インプラントに付着したプラーク(歯垢)は毎日しっかり除去し、お口の中を清潔に保ちましょう。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃用具を活用することも大切です。

 

・定期的な歯科医院でのメンテナンス

ご自身でのセルフケアでは落とし切れない汚れは、歯科医院でのクリーニングで除去します。メンテナンスでは、汚れの確認のほか、歯ぐきや顎の骨の状態や噛み合わせについても診査を行い、必要に応じて処置をいたします。

 

・禁煙などの生活習慣の見直し

インプラント周囲炎は全身の病気や喫煙などの生活習慣とも大きな関わりがあります。インプラントを守るためにも、生活習慣を見直して規則正しい生活を心がけましょう。

 

まとめ

インプラントを長く使い続けるためには、ほかの歯と同じように毎日のセルフケアや定期的なメンテナンスが欠かせません。インプラント周囲炎を予防し、お口の健康を守りましょう。インプラント治療後のメンテナンスはお気軽に当院までご相談ください。

ホワイトニングの効果をできるだけ長持ちさせるメンテナンス

ホワイトニングで理想の白さの歯を手に入れたら、できるだけ効果を持続させたいですよね。

今回は、ホワイトニングの効果をできるだけ長持ちさせるメンテナンスについてご紹介します。

 

ホワイトニングは定期的なメンテナンスが大切

ホワイトニングで手に入れた白さを維持するには、定期的なメンテナンスが欠かせません。歯は、生活習慣や再石灰化の影響でどうしても徐々に色戻りしてしまいます。そのため、定期的にホワイトニングを続けることで、色戻りを防ぎやすくなります。ホワイトエッセンスでは、オフィスホワイトニングの場合は3ヶ月に1回程度、ホームホワイトニングの場合は2週間に1回程度のメンテナンスが推奨されています。オフィスホワイトニングでのメンテナンスは、30分の処置時間で完了します。気軽にご来院いただけますので、ぜひご活用ください。

 

ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使う

毎日のセルフケアにホワイトニング効果のある歯磨き粉を取り入れることも、ホワイトニング効果を持続させるための方法の一つです。歯磨き粉は、研磨剤があまり含まれていないものがおすすめです。研磨剤の粒子が大きすぎると、かえって歯のエナメル質を傷つけてしまう可能性があるからです。市販のホワイトニング歯磨き粉を選ぶときには、低研磨もしくは研磨剤不使用と表示のあるものを選ぶとよいでしょう。

 

色の濃い食べ物や飲み物には気をつける

ホワイトエッセンスは一般的なホワイトニングに比べて食事制限はほとんどありませんが、日常生活の中で色の濃い食べ物や飲み物に少し気をつけるだけでも色戻りを防ぐことができます。一見、着色には関係なさそうですが意外と歯の色に影響があるのが大豆製品です。見た目の色も薄いため問題なさそうですが、大豆に含まれるイソフラボンはポリフェノールの一種であるため、歯の表面のタンパク質と結合し黄ばみに繋がる可能性があります。このような食品を食べた後は、より丁寧に歯磨きをしましょう。

 

 

当院で導入しているホワイトエッセンスは、一般的なホワイトニングに比べて薬剤の漂白効果も高く、ホワイトニング後の食事制限もほとんどありません。メンテナンスにかかる時間も30分と短く、お忙しい方でも気軽にご来院いただけます。ホワイトエッセンスにご興味のある方は、お気軽に当院までご相談ください。

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