インプラント治療におけるマイクロスコープの活用
2023/04/21
今回は、当院のインプラント治療におけるマイクロスコープの活用についてご紹介していきます。近年、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)の需要は急速に拡大しており、治療の精度を上げるためには不可欠な存在となっています。当院においてもいち早くマイクロスコープを導入し、より安全で精密な治療を患者様にご提供しております。
マイクロスコープとは
マイクロスコープとはデジタル顕微鏡のことで、歯科領域のみならず、形成外科や眼科、脳神経外科など様々な医療分野にて活用されている最新の医療機器です。歯科で使用されているマイクロスコープは3倍から最大20倍まで拡大でき、肉眼に比べ精度の高い治療が可能となります。当院では、業界最高レベルであるカールツァイス社の最新マイクロスコープを導入しております。照明機能がついているため処置を行う歯科医師とほぼ同じ角度から光を照射することができ、影ができないため歯の内部や細かな箇所まではっきりと見ることができます。
マイクロスコープはなぜ必要?
歯科領域においてもインプラントのみならず、根管治療や補綴治療などその用途は様々です。歯科治療においては、ミクロン単位での精確さが求められるため、マイクロスコープが登場する前は歯科医師による経験や勘に頼っていた治療もありました。しかし、マイクロスコープにより「見える」ようになったため、これまでには不可能だった高度なレベルの治療を行うことができるようになったのです。
インプラント治療におけるマイクロスコープの活用
インプラント治療では、上部構造(被せ物)の見た目を可能な限り天然歯に近づけること、そして人工歯根と歯周組織を調和させ理想的な歯ぐきの形態を作ることがとても重要です。インプラントの見た目を限りなく天然歯に近づけるためには、インプラントそのもののみならず、それを支える歯ぐきのバランスを良くすることで自然な美しさを得ることができます。そして、これらの形態を整えることは、清掃性の向上にも繋がります。セルフケアのしやすい状態にできれば、毎日の歯磨きもぐっと楽になり、メンテナンスが苦になることもありません。
まとめ
このように、マイクロスコープを用いてインプラント治療を行うことにより、肉眼での処置よりもずっと精確な治療が可能となります。審美的な仕上がりや清掃性が向上することからも、マイクロスコープを使用することには患者様にとっても大きなメリットとなるのです。マイクロスコープを用いたインプラント治療にご興味のある方は、ぜひお気軽に当院までご相談ください。
Category - インプラント