インプラントのメンテナンス
2023/01/25
インプラントは一度入れたら一生モノ、ではありません。インプラント自体の寿命は10年から15年ほどといわれており、その寿命もメンテナンスの頻度や質によって変わってきます。
したがって、日頃のご自宅でのお手入れに加え、定期的に歯科医院でのメンテナンスを受けることがとても大切です。
【ご自宅でのセルフケア】
・歯ブラシを使ったお手入れ
インプラントを傷つけることのないよう、「やわらかめ」の歯ブラシを使うようにしましょう。上部構造と歯ぐきの境目に歯ブラシの毛先を斜め45度に当て、歯ブラシを小刻みに動かして磨きます。歯磨き粉を使用する際は、研磨剤を含まないものにしてください。
・歯間ブラシを使ったお手入れ
インプラントと隣の歯の間にある程度の隙間がある場合は、歯間ブラシを使いましょう。歯と歯の間に歯間ブラシを挿入し、歯面の汚れをかき出すように小刻みに動かします。歯間ブラシのサイズは、歯と歯の隙間に合わせたサイズを選びましょう。
・デンタルフロスを使ったお手入れ
インプラントと隣の歯の隙間が歯間ブラシが入らない程度の場合は、デンタルフロスを使用しましょう。フロスをゆっくりと歯間部に挿入したら、歯面に沿わせるようにフロスを動かします。
・ワンタフトブラシを使ったお手入れ
毛束がひと束になっている歯ブラシをワンタフトブラシといいます。小さなヘッドで小回りがきくため、細かい部分まで簡単に磨くことができます。インプラント用にやわらかめのワンタフトブラシも市販されているので、そのようなものをご使用いただくとよいでしょう、
【歯科医院でのメンテナンス】
・メンテナンスの頻度
一般的に、インプラントのメンテナンスは3〜6ヶ月に一度程度といわれています。お口全体の衛生状態が良好で歯周病のリスクが低い場合は、半年程度の間隔をあけても問題ないことが多い一方、お口の中の状態があまり良くなく、歯周病のリスクが高かったり既に進行しているような場合には、3ヶ月に一度はご来院いただくのがよいでしょう。
・メンテナンス内容
インプラント周囲の歯ぐきの腫れや炎症が起こっていないか、ということをはじめ、歯周ポケットの深さ、上部構造の状態チェック、噛み合わせのチェック、インプラントの動揺がないかなどを確認します。そして、必要に応じてスケーリングなどのクリーニングを行います。専門的なプロフェッショナルケアによりインプラントの衛生状態を保つことは、インプラント周囲炎などのトラブルを防ぎ、インプラントの寿命を延ばすことに繋がります。
このように、ご自宅でのセルフケアと歯科医院でのメンテナンスを両立し、インプラントの寿命を長く保ちましょう。
インプラントのメンテナンスで気になることがございましたら、お気軽に当院までご相談ください。
ホワイトニング後のメンテナンス
2023/01/19
ホワイトニングは、半永久的に効果が持続するものではありません。せっかく白くなった歯をできるだけ長持ちさせるためには、その後のメンテナンスがとても大切です。ご自宅でのセルフケアと、歯科医院にお越しいただいて行うメンテナンスの方法をそれぞれご紹介します。
<セルフケア>
・ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使う
毎日の歯磨きに、ホワイトニング効果のある歯磨き粉を取り入れていただくこともひとつの方法です。ホワイトイング効果のある歯磨き粉には、歯にミネラルを補給したり、歯垢(プラーク)やステイン(着色)を歯につきにくくしてくれる成分が含まれているので、健康で美しい歯を保つにはぴったりの歯磨き粉です。
・ホームホワイトニング
数ヶ月~半年に一度程度、歯の黄ばみが少し気になってきたころにホームホワイトニングを取り入れる方法もあります。例えば、歯科医院での定期メンテナンスで歯の表面をクリーニングしてもらった後に、ご自宅でホワイトニングを行うとより効果的です。
<歯科医院でのメンテナンス>
・クリーニング(PMTC)
歯についた汚れをその都度落とすことは、着色物質が歯のエナメル質の奥深くまで取り込まれないようにするために大切です。定期的に歯科医院でのクリーニングを受診し、プロの技で汚れをしっかり落としましょう。
・歯科医院でのタッチアップ(再ホワイトニング)
タッチアップ(再ホワイトニング)は、通常のオフィスホワイトニングよりも回数が少なく済み、効果の現れも早く感じられます。ずっと等間隔でタッチアップを続ける必要はなく、回を重ねるごとに次回までの間隔は伸びていくので、ホワイトニングの効果をより長く保つことが可能です。
歯を定期的にケアすることは、ホワイトニングの効果を持続させることはもちろん、むし歯や歯周病を予防することにも繋がります。ホワイトニングで白くなった歯を、定期的なメンテナンスで維持していきましょう。
インプラントは誰でも受けることができる?
2023/01/13
〈インプラントとは〉
インプラントとは、体内に埋め込む医療機器や材料の総称です。歯が無くなった場合に、顎骨に埋め込む人工歯根もインプラントの一つであり、正確には「デンタルインプラント」と呼称されます。しかし一般的には、歯科インプラントの意味で「インプラント」という言葉が用いられることが多いので、以下インプラントという言葉が使用されています。
〈誰でも受けることができる?〉
結論から申しますと、年齢の上限はありません。しかし、未成年の方の場合は顎の成長が止まってからでないと受けていただくことができません。
また、口腔内の環境や骨の状態、持病の有無などの条件もございます。
さらに、歯周病に罹患している患者さんや喫煙される患者さんにおいては、治療後のインプラントの残存率が低いことが知られています。歯周病に罹患している場合は歯周病の治療を優先しておこない、喫煙されている場合は減煙あるいは禁煙してから、インプラント治療を受けることをお勧め致します。
いかがでしたでしょうか?
インプラントは審美的にもとても良い治療法の一つです。しかし、患者様の安全の為、いろいろな条件はございます。これだけ聞くと「自分はどうなのだろう…」「インプラントはやってみたいけど、持病があるからできないのかな…」などと不安に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
当医院ではしっかりとお話を伺ったうえで、精密に検査を行い、患者様に合った治療法を一緒に考えご提案させていただきます。
歯や口腔内でお悩み等ございましたら、是非お気軽にご相談くださいませ!
インプラントとはどんな治療法?
2022/12/23
近年は、インプラントが一般的になってきたため、単に「インプラント」といっても歯科治療のインプラントを指していることが多いと思います。
しかし、厳密にいえば、インプラントとは体内に埋め込む人工物のことを指しています。整形外科の骨折治療で使用されるボルトなども、厳密はインプラントです。
虫歯や歯周病などの病気や不慮の事故、先天的な理由により歯を失ってしまった場合、抜けたままの状態で放置していると、噛み合わせや歯並びに悪影響を及ぼしてしまいます。失った歯を補う方法として、ブリッジ、入れ歯、インプラントのいずれかの方法で治療を行う必要があります。
治療法、期間、金額などしっかりと納得して治療法を選択することが大切です。
〈メリットとは〉
患者様の口腔内の状況・ご希望によって変わってきますが、今回はインプラントのメリットについてお話したいと思います!
・入れ歯に比べ、咀嚼機能を大きく回復できる
・天然歯のような歯を入れることが可能
・独立した歯が入るので、他の健康な歯を削らない
・天然歯と同じ感覚で噛める
・顎の骨が痩せるのを防げる
いかがでしたでしょうか?
インプラントならではのメリットも沢山あります!
ぜひお気軽にご相談ください!
ホワイトニング中は着色しやすい?
2022/12/21
私たちの歯の表面は、ペリクルと呼ばれる唾液由来のタンパク性の薄い膜で覆われています。
ペリクルは歯垢の原因の一つとなりますが、歯を外の刺激から守ってくれるというメリットも兼ね備えています。
ホワイトニング直後は、このペリクルが一時的になくなっていますので、歯は普段よりも着色しやすくなります。
また、ペリクルは24時間程度で再生されますが、その間、ぺリクル内に着色の原因となる色素が入り込むと、再着色を促進することとなるのです。
〈着色しやすい食べ物・飲み物〉
・コーヒー、紅茶、お茶、赤ワイン
・カレー、キムチ
・イカ塁、牡蠣、梅干 緑黄色野菜
・果物(特にぶどうなどの柑橘類)
色素やアクの強いもの、酸性の強いものはできるだけ避けましょう。
〈まとめ〉
ホワイトニングの白さを保つことは、難しいことではありません。
ホワイトニングの期間中は、先ほど挙げた飲食物や喫煙を控えることが大切です。
それに加えて、定期的にメインテナンスを受けることで、白く美しい歯を持続させることができます。
いかがでしたでしょうか?
ホワイトニングをした後のケアも大切だということがお分かりいただけたのではないでしょうか✨
当医院ではホワイトエッセンスを行っております!
歯の着色、黄ばみが気になるという方は、是非お気軽にご相談くださいませ!