ホワイトニングとクリーニングの違いを解説します!
2022/01/24
みなさんはホワイトニングとクリーニングの違いをご存じでしょうか?
同じだと思われている方もいるようですが、実はそれぞれ目的が異なります。
「歯をきれいにしたい」「白くしたい」と思ったとき、どちらを選べばいいのか気になりませんか?
コチラの記事を読んで頂くと、ホワイトニングとクリーニングの違いがわかります!
ホワイトニングとは?
ホワイトニングとは、歯の表面を白くすることで見た目をきれいにする施術方法のことです。
歯の表面の変色や着色はクリーニングでも対応できますが、歯の内部まで変色が及んでいる場合はホワイトニングによる漂白が必要となります。
過酸化物によって歯そのものの黄ばみを分解します。
ホワイトニングには、歯科医院やクリニックで行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニングがあります。
ホワイトニングの種類について知りたい方はこちらから
クリーニングとは?
歯医者さんで行うクリーニングには、歯垢・歯石除去、歯周病リスクの検査などが含まれます。主に歯垢や歯石の除去が行われ、スケーラーなどの特殊な器具を使って歯や歯茎の汚れを落とします。
また、専門的なクリーニングによって口腔内の汚れをきれいに取り除くことで、唾液の状態を改善します。
その結果、口臭予防や虫歯・歯周病のリスクを抑えることができます。
クリーニングはご自身本来の歯の状態に戻すためのものであり、歯を白くするためのものではありませんが、お口の健康のために定期的に受けて頂きたい治療です。
まとめ
ホワイトニングとクリーニングは、どちらも歯医者さんで受けられるものですが、作用や目的には違いがあります。
歯を白くし、顔全体の印象を明るくしたい場合にはホワイトニング、歯の汚れを落としお口の中の健康をキープしたい場合にはクリーニングがおすすめとなります。
歯をきれいにしたい!歯の色に悩んでいるという方は、お気軽にご相談ください。
お問い合わせはこちらから
https://shirokane-smile.com/contact/
年末年始のお知らせ
2021/12/27
一年間、当院の治療にご理解を賜りまして誠にありがとうございました。
12月29日(水)~1月3日(月)まで休診とさせて頂きます。
新年は1月4日(火)より通常通りの診療となります。
新しい年も皆様のお口の健康をサポートをさせて頂きますのでよろしくお願い申し上げます。
どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。
根管治療(根の治療)とは④
2021/08/11
こんにちは、歯科医師の柴田です。
今回は根の中が再度感染しないように封鎖する処置についてお話ししていきます。
根の中を綺麗にしてもまた汚れてしまっては意味がありません。
下の図のようにピンク色の材料で詰めていきます。イメージしやすいものでいうとゴムのようなものです。私たちはこれをガッタパーチャと呼んでいます。なかなか聞き馴染みのないワードかと思います。
この封鎖のステップも非常に重要になりますし、テクニック的にも難しいところになります。また、近年進歩した歯科材料の恩恵を受けている部分の一つです。
また封鎖というのは根の中だけでは完結しません。どんなに緊密に根の中を詰めたとしても、精度の高い土台(コア)、精度の高い被せ物がないと台無しになってしまいます。
ここで一つ文献を紹介します。
1995年に発表されたRay HA, Trope M先生の根管治療歯の根尖周囲の状態と根管充填(根の封鎖)及び歯冠修復の質(被せ物の質)の関連性についての文献です。
上手に根の封鎖をしたとしてもその後の被せ物の精度が低いと成功率は44.1%になってしまい、上手な封鎖かつ精度の高い被せ物の組み合わせは成功率91.4%という結果です。
根の治療をした後はそのままにせず、絶対に治療が完了するまで通院するようにお願いします。もしかすると歯を抜かなければならないことになってしまうかもしれません。
根管治療(根の治療)とは③
2021/08/09
こんにちは、歯科医師の柴田です。
引き続き根管治療(根の治療)についてお話ししていきます。
虫歯を取りきった後に実際に根の中にアプローチしていきます。
下の図は歯の断面ですが、汚染された歯髄や過去に根の治療を行った時のお薬を外していきます。こちらの図は簡略化したものですが、実際は木の根っこのように複雑になっていて非常に難しい治療ステップになります。いろいろな器具や薬液をを用いてかつ治療する先生の知識や経験が非常に大切になります。いかに感染物を取っていくのかも成功するかどうかの大きな分かれ道にもなります。
次回は根の中が再度感染しないように封鎖する処置についてお話しします。
根管治療(根の治療)とは②
2021/08/06
今回は少し掘り下げて治療内容をお話していきます。
実際に口の中でどのようなことをしているのかわからないと思います。それもあって不安があるという方もいるのではないでしょうか?
まず麻酔をして痛みが出ないようにします。
その次にラバーダム防湿を行います。非常に重要なステップです。アメリカの根管治療のガイドラインではラバーダム防湿ができない場合は治療の適応外と定められているほどです。
ラバーダム防湿が終わった後は歯の消毒も行います。そのままでは細菌が歯に残っていますからね。
続いて視点が変わるのですが、虫歯の除去です。虫歯をまず徹底的に取り除かないことには根管治療の成功はありません。
顕微鏡を用いて虫歯を全て取っていきます。虫歯というのは目で見るだけではなくて染めだしたら、器具で触って硬さを調べたりといろいろな方法で探っていきます。
次回はどのようにして根の中にアプローチしていくかお話ししていきます。