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歯根破折と根の治療

こんにちは。
歯科医師の柴田です。
これまで歯を失う原因や細菌について、力についてお話しして来ました。
歯根破折についても触れさせていただきました。
歯科治療の多くは“歯を削る”診療になります。その結果歯の強度が落ちてしまい、噛む力に耐えられなくなり、歯が割れるという結果になります。

 

また根管治療も大きく影響します。
私自身、根の治療をしてあるのに樹脂で埋めただけの歯や詰め物が入っている歯を多く見かけます。
特に虫歯になっていなくてもそのような歯は割れてしまうリスクが高いと言われています。

 

ここで一つ論文を紹介します。

 

2004年のSalehrabi R, Rotstein Iによる米国の大規模な患者集団における歯内療法の結果についての文献です。その文献によると根管治療後に抜歯になってしまった歯の85%は被せ物をされておらず、被せ物されている歯と比べ前歯で4.8倍、小臼歯で5.8倍、大臼歯で6.2倍抜歯のリスクがあった。

 

つまり根の治療を行った歯は被せないと抜歯になってしまうリスクが高まるということがわかります。

 

不安な点や気になることがございましたら是非カウンセリングにいらしてください。

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