歯垢と歯石の違い
2022/07/13
歯みがき剤のCMなどでよく耳にする「歯垢」(しこう)と「歯石」(しせき)という2つの言葉があります。
同じものと思っている方も多いかと思います。
歯の健康を保つためにもそれぞれの違いについてぜひ知っておきましょう。
歯垢とは?
歯垢は歯に付着する細菌やその代謝物の塊で、「プラーク」とも呼ばれます。
「歯垢は食べカスである」と思っている方も多いのですが、食べカスとは別物です。
そのネバネバとした黄白色や白色の塊には、1mgにつき約1億個以上の細菌が住み着いています。
歯垢の中に存在する虫歯菌や歯周病菌などの細菌は、私達の歯や歯肉に様々な悪影響を及ぼします。
歯垢の付着を防ぐには、糖分摂取後の、口腔内のケアと食べ残しや、飲みのこしを口の中に残さないことです。
飲食後の口腔内のケアに注意が必要です。
歯ブラシによるブラッシングや、デンタルフロス・歯間ブラシによる歯間ケアで磨き落としがないよう、日頃のケアを怠らないようにしましょう!
歯石とは?
歯石とは歯垢が硬くなったものです。
歯みがきでみがき残した歯垢が、唾液の中のミネラルと結合し、硬くなって出来ます。
歯についた歯垢は、たったの2日間ほどで歯石になります。
歯と歯ぐきの境い目や歯と歯の間にできた、石のように硬い歯石は、歯磨きだけでは取り除くことができません。
放置すると歯石はどんどん硬く、そして増え続けます。
歯石の表面はデコボコしているために、歯垢がつきやすく、細菌の温床になるばかりでなく歯肉を刺激して、歯周病の原因となったり、歯周病を悪化させます。
歯石を発生させないためには
歯石を発生させないためには「いかに歯垢の状態で除去するか」ということが大事になってきます。
「歯垢とは?」でも説明したとおり、日頃のケアが大切です。
日頃しっかりとケアしていても、どうしても自分では届かない隙間などに歯石が出来てしまう可能性もあります。
そういった場合は、歯石は歯ブラシではなかなか落ちにくいため、歯科専用の器械を使って落とします。
自分で歯石を取ろうとしても硬くてほぼ取れません。
歯石が気になる方は専門の歯科医に相談しましょう!
当院での歯石除去は歯石だけでなく、歯の着色汚れなどもクリーニングします。
口腔内の健康を維持できるだけでなく、歯本来の白さを取り戻すことができます。
歯石にお悩みの方はぜひ、当院へご相談下さい!
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