アライナー矯正でアタッチメントが取れてしまう原因
2025/01/17
インビザラインなどのアライナー矯正では、透明なマウスピースとともに「アタッチメント」と呼ばれる歯の表面に装着する小さな突起物を使います。このアタッチメントは歯を効率的に動かすために欠かせない存在ですが、時には取れてしまうことがあります。アタッチメントが取れると、矯正治療がスムーズに進まなくなる可能性があるため、原因と対策を知っておくことが大切です。今回は、アタッチメントが取れてしまう原因についてご紹介します。
アタッチメントが取れてしまう原因
アタッチメントは接着剤でしっかりと固定されているため、すぐに取れてしまうようなものではありません。しかし、さまざまな原因によって、思いがけず取れてしまう可能性はあります。
・接着力の低下
アタッチメントは歯科用の接着剤で歯の表面に固定されますが、接着面が汚れていたり、唾液や水分が多く付着していると、接着力が弱くなる場合があります。
・飲食中の強い力
硬い食べ物や粘着性の高い食品を噛んだ際にアタッチメントに強い力が加わり、外れてしまうことがあります。特に硬いナッツやキャンディー、ガムなどは要注意です。食事中にアタッチメント部分が直接食べ物に当たることで取れるリスクが高まります。
・アライナーの着脱時の不注意
アライナーを着脱する際に、過剰な力を加えてしまうとアタッチメントが取れてしまうことがあります。特にアライナーを無理に引っ張ったり爪で引きはがすような動作をすると、アタッチメントが外れる原因になります。
・アタッチメントの劣化
アタッチメントは長期間使用されるため、時間の経過とともに劣化や摩耗によって取れやすくなることもあります。特に、アタッチメントが歯磨きや日常の使用で少しずつ削れることで、接着力が弱まる場合があります。
まとめ
アライナー矯正におけるアタッチメントは、治療を成功させるために欠かせない重要な要素です。アタッチメントが取れる原因を知り日頃から予防策を講じることで、矯正治療をスムーズに進めましょう。
当院では治療実績の豊富な矯正専門医が在籍しております。矯正治療に興味がある方は、ぜひ一度当院にご相談ください。カウンセリングのご予約はお電話にて承っております。