インプラント手術後の食事
2023/10/20
今回は、インプラント手術後の食事で気をつけたいことについてご紹介します。
インプラントの手術を行った当日もお食事をお召し上がりいただいて問題ありませんが、いくつか気をつけておきたいことはあります。
手術後いつから食事は可能?
インプラントの手術はほとんどの場合日帰りで行われます。そして、手術を行った日も麻酔がきれたあとであれば、お食事もお召し上がりいただけます。麻酔が残っている状態だと、まだしびれている感覚が残っており、やけどや舌や頬の内側などを誤って噛んでしまう可能性があるため気をつけましょう。
インプラント手術後に控えておきたい食べ物
インプラントの手術では、顎の骨に穴をあけ、そこにインプラント体(人工歯根)を埋め込みます。手術後の患部は、傷口を縫合した状態です。傷口はとてもデリケートなので、負担がかからないようなものを中心に食べるようにしましょう。特に、次に挙げるような食べ物は注意が必要です。
・香辛料を多く使用している辛い食べ物
・せんべい、ナッツ、するめなどの硬い食べ物
・キャラメル、お餅など歯につきやすい食べ物
・暖かい麺類、鍋、汁物など熱い食べ物
・レモン、梅干しなど酸っぱい食べ物
これらの食べ物は患部に刺激を与える可能性があるため、術後3日~1週間程度は控えることをおすすめします。特に、辛い食べ物や熱い食べ物は身体の血流がよくなり、患部から再出血することもあるので気をつけましょう。
インプラント手術後の食事例
インプラント手術後の2~3日は、柔らかい食べ物を中心とした食事にするようにしましょう。また、噛むときには患部と反対側の歯で噛むようにします。おすすめの食事例は、以下の通りです。
・おかゆ、雑炊(熱すぎないもの)
・柔らかい麺類
・茶碗蒸し
・ゼリー飲料、ヨーグルト
まとめ
今回は、インプラント手術後の食事で気をつけたいことについてご紹介しました。お口の中の状態によって傷口の治癒スピードには個人差があるため、術後のお食事についてご不明点等がございましたら担当医に遠慮なくお話しください。
当院では、知識と経験の豊富な歯科医師やスタッフが治療を担当いたします。
些細なことでもお気軽にご相談ください。