ホワイトニング後も気をつけたい むし歯の予防
2024/04/17
今回は、むし歯の予防についてご紹介します。ホワイトニングの処置を受ける前には必ずむし歯がないか確認を受けることをおすすめしており、またホワイトニング後もむし歯を予防することはお口の健康を守るためにも大切です。
ホワイトニング後にも大切なむし歯予防
せっかくホワイトニングで白い歯を手に入れたならば、その後もむし歯にならないように予防することが大切です。むし歯の治療に使われるプラスチックなどの素材はホワイトニングをしても白くならないだけでなく、時間の経過とともに劣化する可能性もあるため、歯が部分的に違う色に見えてしまうこともあります。むし歯の原因の一つでもあるプラークは、歯が黄ばんで見える原因にもなるため、プラークをしっかり除去することはホワイトニング効果を長持ちさせることにも繋がるでしょう。
むし歯を予防するには
以下のことを実践することで、効果的にむし歯を予防しましょう。
- 毎日のセルフケアを丁寧に行う
プラークを確実に除去するためには、まず毎日の歯磨きをはじめとしたセルフケアを丁寧に行うことが大切です。歯ブラシで磨くだけではお口の中のプラークの6割ほどしか除去できないといわれています。歯ブラシで磨くことに加え、デンタルフロスや歯間ブラシ、ワンタフトブラシなどの補助清掃用具も活用するとよいでしょう。
- 定期的に歯科医院でメンテナンスや検診を受ける
いくらセルフケアを丁寧に行ったとしても、どうしても落としきれないプラークや汚れは存在します。ホワイトニングのメンテナンスと同時にクリーニングや検診も受け、お口の中の状態をチェックしてもらいましょう。ホワイトエッセンスでは独自の「ウルトラファインバブル」の技術を用いたクリーニングを実施しており、効率よく確実にバイオフィルムを除去できます。
- フッ素を活用する
むし歯予防に効果的なものとして、フッ素の活用も挙げられます。フッ素は歯磨き粉などにも含まれている成分ですが、歯科医院で「フッ素塗布」として処置を受けることも可能です。フッ素の働きや効果については、次回以降のブログで詳しくご紹介します。
- 規則正しい食生活をする
1日中ずっと飲食をしているとお口の中が常に酸性に傾き、むし歯になりやすい状態になってしまいます。食事や間食は時間や回数を決めて規則正しい食生活を心がけましょう。
まとめ
今回は、むし歯の予防についてご紹介しました。ホワイトニング後も毎日のセルフケアと定期的な歯科医院の受診でむし歯を予防しましょう。
当院は、多数の症例実績を誇るホワイトエッセンス加盟医院です。ホワイトニングのご予約、お問合せはお電話で承っております。
レントゲン検査の被ばく量
2024/04/12
今回は、インプラント検査の被ばく量についてご紹介します。
インプラント治療は、顎の骨の中にインプラント体(人工歯根)を埋入し、その上から上部構造(人工歯)を被せる手術です。外から見ただけの情報だけでは手術に必要な情報が十分に得られないため、レントゲンによる検査で得られる情報が非常に重要になってきます。レントゲンと聞くと被ばく量が心配な方もいらっしゃいますが、それぞれの検査での被ばく量はどの程度なのでしょうか。
何もしていなくても被ばくする「自然被ばく量」とは?
私たちが放射線による被ばくを受けるのには、自然界から受けるものと人工的に受けるものの2種類があります。前者は、空気中や大地、宇宙、食物から受けるもののほか、飛行機に乗ったときに受けるものもあります。後者については、医科および歯科におけるレントゲン検査などです。日常生活を送る中で何もしていなくても放射線を受けていることを「自然被ばく」といいます。年間に受ける自然被ばく量を合計すると世界平均で2.4ミリシーベルトといわれており、日本においては平均1.5~2.1ミリシーベルトです。
各レントゲンにおける被ばく量
では、人工放射線による被ばく量はどの程度なのでしょうか。
・パノラマレントゲン…約0.03ミリシーベルト(1回あたり)
・デンタルレントゲン…約0,01ミリシーベルト(1回あたり)
・歯科用CT…0.1ミリシーベルト(1回あたり)
このように、歯科におけるレントゲン検査で受ける被ばく量は、非常に少ないものです。人体に影響が及ぶ被ばく量は100シーベルト以上といわれているため、自然被ばく量に加えてレントゲン撮影を行ったとしても、数値としては人体に影響を及ぼすようなことはほぼありません。さらに、レントゲンを撮影するときに歯放射線用の防護エプロンをつけて撮影を行うことがほとんどです。このエプロンをつけることで、レントゲン検査によって受ける被ばく量は限りなくゼロに近くなります。
まとめ
今回は、各レントゲン検査の被ばく量についてご紹介しました。インプラントの治療を始める前には、適切な
検査を行うことが正しい診断、治療の成功に繋がります。当院では患者様のお口の中の状況に合わせた治療方法をご提案いたしますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。
ホワイトニング前に気をつけたい むし歯の治療
2024/04/10
今回は、むし歯の治療についてご紹介します。ホワイトニングの処置を受ける前には必ずむし歯がないか確認を受けることをおすすめしています。万が一むし歯があった場合、そのむし歯の進行状況によって治療内容が変わり、それがホワイトニングの処置に影響することもあるからです。むし歯は進行状況事に症状も異なり、治療の方法も変わってきます。
段階ごとに異なるむし歯の治療
むし歯の進行は5つの段階に分かれますが、それぞれで治療の方法も異なります。
・Co(初期むし歯)
初期段階のむし歯なので、フッ素などによる再石灰化によってエナメル質を修復できる可能性があります。ご自宅でのセルフケアで高濃度のフッ素が配合された歯磨き粉を使っていただく、歯科医院でフッ素塗布を行う、歯科医院で定期的にむし歯が進行していないかのチェックやクリーニングを行うことで、これ以上むし歯が進行しないように踏みとどまれる可能性が高くなります。
・C1
エナメル質のごく狭い範囲に穴があいた状態ですが、Coと同様に経過観察でよい場合と歯科医院での治療が必要な場合があります。歯科医院で治療をするときは、むし歯になっている範囲の歯質を専用の器械で削り、そこにプラスチック(コンポジットレジン)の詰め物をします。
・C2
エナメル質の内側にある象牙質にまでむし歯が進んでいるので、必ず歯科医院での治療が必要です。C1の治療と同様にむし歯になっている箇所を削り、歯質を補う処置をします。削った範囲が広い場合はインレー(詰め物)もしくはクラウン(被せ物)の作製が必要になります。これらの修復物を作製するときには歯を削った後に型どりを行い、それをもとにした模型上でつくります。
・C3
象牙質の更に内側にある歯髄(歯の神経が入っている場所)にまでむし歯が進んでいるため、神経の処置も必要になります。神経を除去したあとに管の中を綺麗に掻把し、さらに管の空間を埋めるためのゴム状の材料を詰めていきます。その後クラウンを被せるための土台を作製してから型どりをし、完成したクラウンを被せます。神経の処置には通常複数回のご来院が必要です。
・C4
歯冠(歯ぐきの上の見える部分)のほとんどが崩壊して歯の根だけが残された状態なので、基本的に歯を残すことは難しいとされています。この場合は抜歯の適応となります。
まとめ
今回は、むし歯の治療についてご紹介しました。ホワイトニングの処置を受ける前には必ずむし歯がないかを歯科医院でチェックしてもらうとともに、むし歯を予防してお口の健康を守ることも意識していきましょう。
当院は、多数の症例実績を誇るホワイトエッセンス加盟医院です。ホワイトニングのご予約、お問合せはお電話で承っております。
インプラント治療でも行われる「デンタルレントゲン検査」とは
2024/04/05
今回は、インプラント治療の中で行われることも多い「デンタルレントゲン検査」についてご紹介します。インプラント治療は、顎の骨の中にインプラント体(人工歯根)を埋入し、その上から上部構造(人工歯)を被せる手術です。外から見ただけの情報だけでは手術やメンテナンスに必要な情報が十分に得られないため、「デンタルレントゲン」と呼ばれる部分的なレントゲンを撮影することもあります。
デンタルレントゲンとは?
デンタルレントゲン検査は、歯2~3本分程度を部分的に映し出すレントゲン検査です。お口の中に約3cm×約4cmの大きさのフィルムを入れ、外から筒のような機器を当てて撮影します。撮影にかかる時間はわずか数秒です。
特定の歯の状態を精査するために撮影されることがほとんどで、インプラント治療やメンテナンスにおいては人工歯根や顎の骨の状態を確認するために撮影が行われます。また、インプラント治療前の検査においても、通常のパノラマレントゲン検査のほかに歯列をブロックごとに分けてそれぞれにデンタルレントゲンを撮影する「10枚法」もしくは「14枚法」、「18枚法」という撮影方法がとられることもあります。
インプラント治療以外で用いられる場面
デンタルレントゲンは、インプラントの治療やメンテナンス以外にも一般的な歯科治療で用いられることがあります。
・むし歯の有無、状態
歯と歯の間にできたむし歯や、詰め物や被せ物の下にできたむし歯はパノラマレントゲンでは分かりにくいときがあります。そのような場合にデンタルレントゲンで詳細な状態を確認します。
・歯の根の状態
根管治療の前に歯の根の状態を確認したり、根管治療後に詰め物がしっかり入っているかの確認を行うことがあります。
・顎の骨の状態
インプラント治療だけでなく、歯周病の治療においても歯を支えている骨(歯槽骨)の量を調べることは大切です。歯槽骨がどの程度吸収されているかということもデンタルレントゲンから把握できます。
まとめ
インプラントの治療を成功に導くためには、目的に合わせた適切な検査を行うことが大切です。当院では患者様のお口の中の状況に合わせた治療方法をご提案いたしますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。
ホワイトニング前に気をつけたい むし歯の進行
2024/04/03
今回は、むし歯の進行についてご紹介します。ホワイトニングの処置を受ける前には必ずむし歯がないか確認を受けることをおすすめしています。万が一むし歯があった場合、そのむし歯の進行状況によって治療内容が変わり、それがホワイトニングの処置に影響することもあるからです。むし歯はいきなり歯が黒くなるのではなく、徐々に進行していきます。
むし歯の進行
むし歯はその進行状況によって症状が異なりますが、大きく分けて5つの段階があります。
・C0(初期むし歯)
初期むし歯ともいわれるこの段階では、まだ歯の表面のエナメル質に穴はあいていない状態です。ただし、エナメル質が酸によって溶かされ、その部分が白く濁っていたり薄い茶色になっています。また、痛みなどの自覚症状がないことがほとんどです。C0の初期むし歯であれば、フッ素などによる再石灰化によってエナメル質を修復できる可能性があります。
・C1
エナメル質のごく狭い範囲に穴があいた状態がC1です。まだ痛みなどの自覚症状はないことがほとんどですが、放置しているとむし歯は進行してしまうため治療は必要になります。
・C2
C2になるとエナメル質の内側にある象牙質にまでむし歯が進んでいます。この段階になると、冷たいものがしみるなどの自覚症状が出ることがあります。
・C3
C3になると象牙質の更に内側にある歯髄(歯の神経が入っている場所)にまでむし歯が進んでいます。この段階になると激しい痛みを伴うため、ご自身でもむし歯になっていることがはっきり分かるでしょう。
・C4
むし歯の進行によって歯冠(歯ぐきの上の見える部分)のほとんどが崩壊し、歯の根だけが残された状態です。ここまでむし歯が進んでしまうと既に神経が死んでいるため痛みを感じません。基本的には歯を残すことは難しく、抜歯の適応となります。
ホワイトニングを受ける前にはむし歯のチェックを!
ホワイトニングで使用する薬剤は、健康な歯に対して使用することを前提としています。ホワイトエッセンスの薬剤はしみにくいものではありますが、むし歯がある状態でホワイトニングの処置を受けるとしみることもあります。ホワイトニングの処置を受ける前には必ずむし歯がないかを歯科医院でチェックしてもらいましょう。
まとめ
今回は、むし歯の進行についてご紹介しました。むし歯は放置していても治ることはなく、進行するにつれて治療にかかる回数も増えていきます。ホワイトニングで美しい歯を維持することも大切ですが、むし歯を予防してお口の健康を守ることも意識していきましょう。
当院は、多数の症例実績を誇るホワイトエッセンス加盟医院です。ホワイトニングのご予約、お問合せはお電話で承っております。