ミニマルインターベンション(MI)のメリット
2024/04/29
今回は、歯をなるべく削らない治療「ミニマルインターベンション(MI)」のメリットについてご紹介します。近年はなるべく歯や神経への侵襲を少なくする治療が望ましいという考え方が広まりつつありますが、この考え方に基づいた治療方法にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
自分の歯をできるだけ残せる
従来のむし歯治療の考え方では、むし歯になったところやその周囲を削って修復するという治療方法が一般的でした。しかし、ミニマルインターベンション(MI)の考え方に基づいた治療方法では歯を削る量が少ないので、できるだけ歯質を残すことができます。良い状態の歯質を残すことは、むし歯の進行を抑えるとともに、歯を守る機能を維持することに繋がります。
新しい修復方法の開発により審美性の高さも維持できる
新しい接着方法や材料などが開発されることにより、よりもとの歯に近い色調や透明感を再現できるような修復が可能になりました。白い材料を使用するので、周りの歯と見分けがつかないほど自然で美しい仕上がりが期待できます。
二次う蝕のリスクを最小限に抑えられる
これまで保険診療の範囲内で行われてきたむし歯治療では、金属の詰め物と歯の隙間からむし歯が再発する二次う蝕(二次カリエス)のリスクが高いことが課題となっていました。しかしミニマルインターベンション(MI)に基づいた治療であれば、歯と修復物の境目がほとんどなくなるため、むし歯が再発するリスクも最小限に抑えることができます。
金属アレルギーの心配がない
この治療方法では基本的に金属を含まない素材で修復を行います。そのため、金属アレルギーをお持ちの方や金属アレルギーが心配な方にも安心してご使用いただけます。
まとめ
今回は、ミニマルインターベンション(MI)のメリットについてご紹介しました。むし歯の治療方法は年々進化を遂げてはいますが、むし歯にならないに越したことはありません。毎日の丁寧なセルフケアに加え、定期的に歯科医院を受診してむし歯を予防しましょう。
当院ではミニマルインターベンション(MI)の考え方に基づき、患者さまお一人おひとりにとって最善の治療方法をご提案しております。ご予約、お問合せはお電話で承っております。