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入れ歯を保管する際の注意点

「ミニマルインターベンション(MI)」の考え方には5つの項目が掲げられており、その中の一つに「患者様への教育」があります。その代表例でもある口腔衛生指導(OHI)は歯科医院において欠かせない役割を果たしており、単に歯を磨く方法を教えるだけでなく、患者様の全身の健康に直結する重要なプロセスです。今回は、入れ歯の正しい保管方法についてご紹介します。

 

入れ歯を良い状態で維持するために

入れ歯を正しく保管することも、寿命を延ばすために非常に大切です。使用しないときに適切な方法で保管しないと、入れ歯が変形したり細菌が繁殖してしまう可能性があります。以下に、保管の際の重要な注意点を紹介します。

 

・水に浸けて保管する

入れ歯を使用していないときは、水に浸けて保管しましょう。入れ歯は乾燥に弱く、乾燥すると変形することがあります。特に寝ている間など長時間使用しない場合は、必ず水に浸けておくようにしましょう。ただし、浸ける水は常温の水かぬるま湯を使用してください。熱いお湯は入れ歯の材質にダメージを与えることがあるため、絶対に避けてください。

 

・入れ歯専用ケースで保管する

入れ歯を持ち運ぶ際や家で保管する際は、専用のケースを使用することをおすすめします。ケースは入れ歯を保護するだけでなく、衛生的な保管が可能です。特に旅行時や外出先で入れ歯を外すことがある場合は、しっかりとケースに入れて保管しましょう。

 

・洗浄後はしっかり乾かす

入れ歯を洗浄した後は、余分な水分をしっかりと拭き取りましょう。湿ったままの入れ歯は細菌が繁殖しやすく、口腔内のトラブルを引き起こすことがあります。タオルやペーパータオルでやさしく水気を拭き取り、清潔な状態で保管することが重要です。

 

・直射日光を避ける

入れ歯を保管する際は、直射日光の当たる場所に置かないように注意しましょう。入れ歯は熱に弱く、日光や高温に長時間さらされると、材質が変形する可能性があります。直射日光の当たらない涼しい場所で保管するよう心がけましょう。

 

・ペットや子どもの手の届かない場所に置く

ご家庭にペットや小さな子どもがいる場合は、特に注意が必要です。入れ歯を誤って破損させたり、小さな部分入れ歯の場合飲み込んでしまうおそれがあります。入れ歯は常に安全な場所に保管し、周囲の環境にも気を配りましょう。

 

まとめ

入れ歯を正しく保管することは、入れ歯の寿命を延ばすことにも繋がります。入れ歯を大切に扱い日常的なケアを徹底して、できるだけ長く良い状態を維持しましょう。

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