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インプラント治療前に行うソケットリフトとは?

インプラントを埋め込む顎の骨の厚みや量が足りない場合、骨の再生や移植を行う治療が別途必要になります。その中の一つが、ソケットリフトです。今回は、ソケットリフトの治療法の概要や手順をご紹介します。

 

ソケットリフトとは

前回ご紹介したサイナスリフトと同様に、上顎の骨量が少ない(薄い)場合に行う骨移植の方法がソケットリフトです。骨造成術の一種で、上顎洞底拳上術ともいいます。インプラント治療の前にこの治療を行っておくことで、埋入したインプラントが上顎洞に侵入するリスクも低くなります。

 

ソケットリフトが適応となるケース

インプラントを埋入する箇所の顎の骨の厚みが5mm以上はあるものの、インプラントを埋め込むには骨量が不十分な場合にソケットリフトの治療が適応されます。

 

ソケットリフトのメリット

サイナスリフトは歯1本分程度の狭い範囲に行う施術であるため、傷口が小さく済み、長さのあるインプラントも使用できるようになります。状態によってはソケットリフトの治療と同時にインプラント体を埋入することも可能です。増やす骨量が比較的少ないため、サイナスリフトに比べて痛みや腫れが少なく、手術時間も短い治療方法です。そのため、身体への負担は少ない施術方法といえるでしょう。

 

ソケットリフトの治療手順

ソケットリフトは次のような手順で治療が行われます。

 

1.インプラントを埋入する場所の顎の骨に、専用の器具で穴を開けます。

2.穴から骨補填材を入れてシュナイダー膜を押し上げ、インプラントを埋入できるだけの厚みを作ります。

3.状況に応じてインプラント体を埋入し、骨が作られるまで待ちます。

 

骨補填材により骨が回復するまでの期間には個人差がありますが、おおむね4ヶ月から5ヶ月程度はかかります。骨ができていることを確認してからでないとその先の上部構造の装着には進めないので、この間は安静に過ごしましょう。

 

まとめ

今回はソケットリフトの概要やメリット、治療の手順についてご紹介しました。インプラントを埋め込む顎の骨の厚みや量が足りない場合も、このような治療を行うことでインプラントの埋入が可能になります。次回はGBR法についてご紹介します。

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