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ダイレクトボンディングが変色する原因

今回は、ダイレクトボンディングが変色する原因についてご紹介します。ダイレクトボンディングは歯の形態を修復して隙間を埋めたり、むし歯により失われた歯質を修復する方法です。当院ではハイブリッド樹脂を用いてダイレクトボンディングを行っているため、保険適用の歯科用プラスチックのみで治療をした場合に比べると見た目の仕上がりや耐久性に優れています。とはいえ、時間の経過とともに色が変わってきてしまう可能性はありますが、それはどのような原因によるものなのでしょうか。

 

ダイレクトボンディングにおける変色のしやすさ

歯科用プラスチックは吸水性があるため、日常生活の中の飲食が原因で着色しやすくなります。当院でのダイレクトボンディングで使用しているハイブリッド樹脂はセラミックに歯科用プラスチックを混ぜた素材であるため、歯科用プラスチック単体で治療を行った場合に比べると劣化や変色はしにくくなります。

 

ダイレクトボンディングが変色する原因

劣化や変色がしにくいとはいえ、必ずしも治療直後の美しい状態をいつまでも維持できるとは限りません。以下のような原因で、変色することはあります。

 

・色の濃い食べ物や飲み物による着色

ハイブリッド樹脂は変色しにくいとはいえ、色の濃い食べ物や飲み物を頻繁に摂取していると着色の原因となる可能性は高くなります。コーヒーやワインなどの色の濃い飲み物や、ソースやケチャップのように色が濃い調味料を使った食べ物は特に着色しやすいため注意が必要です。これらの食べ物や飲み物を摂取したあとは、できるだけお口の中に残らないように水で口をゆすぐか歯磨きをするように心がけるとよいでしょう。

 

・経年劣化

お口の中で毎日使われている以上、時間の経過とともに劣化していくことは避けられません。お口の中は数えきれないほどの細菌が棲みついており、常に細菌やプラークなどの汚れに晒されていることになります。唾液がもつ自浄作用や毎日のセルフケアによってある程度は清潔に保たれますが、目に見えないレベルで徐々に細菌や汚れが蓄積していくと、治療箇所の色合いや艶に変化が現れることがあります。できるだけ汚れが蓄積しないよう、定期的に歯科医院でのクリーニングを受けることが大切です。

 

まとめ

今回は、ダイレクトボンディングが変色する原因についてご紹介しました。毎日のセルフケアと定期的な歯科医院でのメンテナンスで、ダイレクトボンディングを良い状態に保ちましょう。当院では患者様のお口の中の状況に合わせた治療方法をご提案いたしますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。

歯科医院でプラークコントロールを受けるメリット

今回は、歯科医院で行われるプラークコントロールと、それにより得られるメリットについてご紹介します。「ミニマルインターベンション(MI)」の考え方には5つの項目が掲げられており、その中の一つに「口腔内の細菌叢の改善」があります。細菌叢のバランスを保つために必要となるのが「プラークコントロール」であり、歯科医院で行われるものとご自宅でのセルフケアの2つに分けられます。

 

歯科医院で行われるプラークコントロール

歯科医師や歯科衛生士により行われるクリーニングなどの処置全般により、プラークコントロールをより確実なものにします。具体的にはスケーリングによる歯石除去、エアフロ―を用いた歯面清掃などがプロフェッショナルケアとして挙げられます。それぞれについては次回以降のブログで詳しくご紹介します。また、正しく歯を磨く方法や補助清掃用具の使い方、食生活における注意点を指導することも歯科医院におけるプロフェッショナルケアに含まれます。

 

歯科医院でプロフェッショナルケアを受けるメリット

では、プロフェッショナルケアによるプラークコントロールからどのようなメリットが得られるのでしょうか。

 

・歯周病予防に繋がる

歯を失う原因の多くは歯周病です。歯周病を防ぐにはプラークコントロールを確実なものにすることが大切ですが、セルフケアだけではプラークや歯石は除去しきれません。実際に、定期的に歯科医院でクリーニングを受けている人が多い国では、高齢者の残存歯数が多いという調査結果も報告されています。

 

・むし歯予防に繋がる

歯のクリーニングによりプラークや歯石、歯の表面のぬめりを除去できれば、口腔内の細菌叢が著しく改善され、むし歯リスクの抑制が期待できます。

 

・口元の清潔感が増す

口腔内の細菌叢がコントロールできていないと、口臭の原因にもなります。また、歯の表面に着色やプラークが付着していると、相手に不潔な印象を与えてしまうこともあります。着色汚れもセルフケアで落とすことは難しいですが、歯科医院でのクリーニングであれば専用の器具でしっかりと除去できます。

 

まとめ

今回は、歯科医院で行われるプラークコントロールとそのメリットについてご紹介しました。歯科医院でプロフェッショナルケアを受けたあとは、ご自宅でも毎日セルフケアに取り組んでいただくことが歯やお口の健康を維持するために大切です。

当院ではミニマルインターベンション(MI)の考え方に基づき、患者さまお一人おひとりにとって最善の治療方法をご提案しております。ご予約、お問合せはお電話で承っております。

ダイレクトボンディングとホワイトニングはどちらが先?

今回は、ダイレクトボンディングとホワイトニングはどちらを優先すべきかについてご紹介します。ダイレクトボンディングは、ハイブリッド樹脂を用いて歯の形態を修復して隙間を埋めたり、むし歯により失われた歯質を修復する方法です。ホワイトニングの治療もご希望なさる場合、どちらの処置を先に進めるのがよいのでしょうか。

 

ダイレクトボンディングとホワイトニングは何が違う?

ダイレクトボンディングもホワイトニングも歯を白くできる治療ではありますが、処置の内容が根本的に異なります。ダイレクトボンディングは歯に直接ハイブリッド樹脂を貼りつける処置で、歯そのものの色を変化させるものではありません。一方、ホワイトニングは歯を内側から漂白し、理想の白さに近づけていきます。

 

ダイレクトボンディングとホワイトニングはどちらが先?

基本的には、ダイレクトボンディングよりも先にホワイトニングの処置を受けていただきます。ホワイトニングはすべての歯に対して効果があるとは限らず、神経がない歯やテトラサイクリン歯は白くならないのが通例です。もちろん、既に入っている詰め物や被せ物などの修復物の色も変えられません。もしダイレクトボンディングを行ってからホワイトニングの処置を受けた場合、ダイレクトボンディングの処置を行った部分はホワイトニングによる効果は得られないため、周りの歯と色が合わなくなる可能性があります。したがって、事前にホワイトニングの処置を受けてから、その色に合わせてダイレクトボンディングの処置を進めることをおすすめしております。

 

ホワイトニングの種類

ホワイトニングの処置方法には、全ての処置を歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」、歯科医院で処方されたものを用いて自宅でホワイトニングをする「ホームホワイトニング」、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを並行する「デュアルホワイトニング」の3種類があります。当院は多数の症例実績を誇るホワイトエッセンス加盟医院で、各種ホワイトニングの取り扱いがございます。

 

まとめ

今回は、ダイレクトボンディングとホワイトニングはどちらを優先すべきかについてご紹介しました。ホワイトニングの治療をご検討なさっている場合は、ダイレクトボンディングの処置を受ける前にお申し出ください。

当院では患者様のお口の中の状況に合わせた治療方法をご提案いたしますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。

自宅でできるプラークコントロール ワンタフトブラシを使ってみましょう

今回は、セルフケアでのプラークコントロールにおけるワンタフトブラシの使い方についてご紹介します。「ミニマルインターベンション(MI)」の考え方には5つの項目が掲げられており、その中の一つに「口腔内の細菌叢の改善」があります。細菌叢のバランスを保つために必要となるのが「プラークコントロール」です。ご自宅でのプラークコントロールの基本となるのが毎日の歯磨きですが、少し磨きにくいと感じる部分もなんとなく歯ブラシで磨いて終わりにしてしまっていませんか?

 

歯ブラシが届きにくい場所

適切な歯ブラシが選べていたとしても、歯列の状態によっては歯ブラシの毛先が届きにくい場所はどうしても出てきます。そして、そのような場所は磨き残しが起こりやすく、プラークコントロールの妨げとなってしまうのです。歯ブラシが届きにくい場所の例は以下の通りです。

 

・歯列に凹凸がある部分

・高低差のある歯列(生えかけの永久歯や親知らず)

・奥歯の溝

・奥歯のさらに奥

・前歯の裏側

・矯正装置の周囲

 

歯ブラシが届きにくい場所にはワンタフトブラシを

上記のような場所には、ワンタフトブラシを活用するのがおすすめです。ワンタフトブラシとは毛束が小さく一つにまとまっている歯ブラシで、毛束は鉛筆のような円錐形をしています。ワンタフトブラシのヘッド(ブラシ部分)はおおよそ直径5mm×10mmなので、ヘッドが小さめの歯ブラシよりもさらにコンパクトなつくりです。歯科医院やドラッグストア、歯科用品の取り扱いのあるバラエティショップなどで購入できます。

 

ワンタフトブラシの使い方

ワンタフトブラシの使い方は非常に簡単で、磨きたいところに毛束をあて、小刻みにブラシを動かして磨くだけです。通常の歯ブラシよりも小回りが利くため、その快適な使い心地に驚く方も多いでしょう。使用後のワンタフトブラシは歯ブラシと同様に流水下で丁寧に洗い、風通しの良い場所で乾かして保管しましょう。毛先が開いてきたら交換のサインです。

 

まとめ

今回は、ワンタフトブラシの使い方についてご紹介しました。ワンタフトブラシの使い方にご不安がある方は、お気軽に歯科衛生士までご相談ください。

当院ではミニマルインターベンション(MI)の考え方に基づき、患者さまお一人おひとりにとって最善の治療方法をご提案しております。ご予約、お問合せはお電話で承っております。

 

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